テストNo.107 第12回アジア大会(スリランカ)決勝

平成2年(1990)10月27日 スガタダサ・スタジアム

日本代表 9-13 韓国代表

アジア大会で韓国に連敗

No.290★107 第12回アジア大会(スリランカ)決勝
1990年10月27日 G:スガタダサ・スタジアム R:S.W.チャン(スリラ) KO時間不明
日本代表 9 13 韓国代表
1 太田  治(日本電気) 6 7 1 具 東春
2 薫田 真広(東芝府中) 3 6 2 金 享埈
3 高橋 一彰(トヨタ) 3 金 成秦
4 大八木 淳史(神鋼) 1 T 1 4 安 炳準
5 エケロマ・ルアイウヒ(ニコニコドー) 1 G 0 5 金 広済
6 梶原 宏之(東芝府中) 0 PG 1 6 李 在鉉
7 大内 寛文(リコー) 0 DG 0 7 金 栄春
8 シナリ・ラトゥ(三洋電機) 8 李 根旭
9 堀越 正巳(早大) 0 T 0 9 張 仁成
C10 平尾 誠二(神鋼) 0 G 0 10 慎 昌奎
11 吉田 義人(明大) 1 PG 2 11 金 允基
12 朽木 英次(トヨタ) 0 DG 0 12 申 坤激
13 福岡  進(リコー) C13 金 淵基
14 郷田  正(早大) 14 9 14 柳 湊恒
15 福室 清美(日本IBM) 15 宋 基錫
得点:T梶原、G福室、PG福室

 日本韓国に競り負けてアジア大会初の連敗を喫した。ジャパンが韓国に敗れた試合はいずれも僅差。長いキックと高いキックでゴール前に攻め込み、PG、DGを得点源として、強烈なタックルで守り抜くのが韓国の戦い方だ。この試合でも韓国SO慎のキックが冴え、50mのPGを2本決めた。日本韓国に取られたトライは、CTB金淵基にインターセプトされたものだ。日本のトライはスクラムから福岡が外に開き、そこへ朽木が走り込んで抜き[通称“GWカラ”のサインプレー]、梶原がフォローして取ったものである。堂々としたトライを取りながら、インターセプトされるミスで取られた日本、長いPGを成功させた韓国と、重要なPGを外した日本、この差が勝負を分けた。ラグマガの特派員を務めた村上晃一は、敗因として、①ベストメンバーを組まなかったこと、②プレースキッカーの不在、③韓国に勝つ方法が確立されていない、の3点を指摘している。