テストNo.115 第13回アジア大会(韓国)決勝

平成4年(1992)9月26日 東大門競技場

日本代表 37-9 香港代表

アジアの王座奪還

No.306★115 第13回アジア大会(韓国)決勝
1992年9月26日 G:東大門競技場(ソウル) R:柳基棟 KO 15:45
日本代表 37 9 香港代表
1 太田  治(日本電気) 13 6 1 アシュリー・ジョーンズ
2 薫田 真広(東芝府中) 24 3 2 レイトン・デューリー
3 高橋 一彰(トヨタ) 3 モーガン・チャブ
4 林  敏之(神鋼) 2 T 0 4 スティーブ・マッカラフ
5 桜庭 吉彦(釜石) 0 G 0 5 グラント・ジァミソン
6 サミュエル・カレタ(リコー) 1 PG 2 6 サイモン・リスター
7 小村  淳(神鋼) 0 DG 0 C7 スティーブ・バートン
8 シオネ・ラトゥ(大東大) 8 スチュアート・クローン
9 堀越 正巳(神鋼) 4 T 0 9 デビッド・ウィリアムス
10 大鷲 紀幸(大東大) 2 G 0 10 ケビン・アーハン
11 吉田 義人(伊勢丹) 0 PG 1 11 ジョー・ハンコック
12 元木 由記雄(明大) 0 DG 0 12 クリス・スポワート
C13 朽木 英次(トヨタ) 13 ジェームズ・ウォーカー
14 ロペティ・オト(大東大) 14 アンディー・アレン
15 松田  努(関東学大) 15 ジャスティン・ウェストン
[トライが5点になる]
得点:Tシオネ・ラトゥ3、オト2、高橋、G大鷲2、PG大鷲

 宿沢監督の勇退を受けて、小藪修監督が就任早々8年ぶりに覇権を奪還した。香港をノートライに抑える完勝だった。「8年ぶりに手に入れた優勝カップを、朽木主将が頭上に高々と掲げた。『良かった。ほっとしています』。厳しい顔つきで試合を見つめていた小藪監督も、フッと表情を和ませた。“小藪ジャパン”の最初の目標、アジア制覇を達成した喜びがにじみ出ていた。雨の予想が幸運にも外れ、秋晴の好コンディション。日本からの200人の応援団も集まり、これまで以上にジャパンに声援が飛んだ。初キャップ6人が加わり、序盤は固い動きでミスが出たが、タマ際で抜群の働きを見せたカレタ、柔軟な突進で3トライを奪ったラトウの活躍でペースをつかんだ。香港をノートライに抑え、終わってみれば37−9の大差がついていた。『香港はタフなチーム。とてもハッピーだ』とカレタが笑えば、ラトウも『ジャパンの優勝に役立ててよかった』と優勝杯を頭に載せておどけた」(サンスポ、ソウル=田中浩)。