テストNo.116 アルゼンチン遠征1993第3戦

写真 English Español 機関誌
平成5年(1993)5月15日 ツクマン
日本代表 27-30 アルゼンチン代表
初テストに惜敗
No.310★116 アルゼンチン遠征1993第3戦
1993年5月15日 G:ツクマン R:J.ガディオビッチ(C) KO 15:15
日本代表2730アルゼンチン代表
1太田  治(NEC)8241ロベルト・グラウ
C2薫田 真広(東芝府中)1962ディエゴ・シルベッティ
3高橋 一彰(トヨタ)3パトリシオ・ノリエガ
4桜庭 吉彦(釜石)1T44ホセ・シメス
5サミュエル・カレタ(リコー)0G25ペドロ・スポルレデル
6梶原 宏之(東芝府中)1PG06ホセ・サンタマリナ
7大内 寛文(龍谷大)0DG07セバスチャン・イラソキ
8シナリ・ラトゥ(三洋電機)8パブロ・ガレトン
9堀越 正巳(神鋼)1T09ロドリゴ・クレクセル
10松尾 勝博(ワールド)1G0C10リサンドロ・アルビス
11吉田 義人(伊勢丹)4PG211グスタボ・ホルヘ
12元木 由記雄(明大)0DG012パブロ・クレマスチ
13加藤 尋久(神鋼)13ディエゴ・クェスタシルヴァ
14増保 輝則(早大)81614マルティン・テラン
15細川 隆弘(神鋼)15ギレルモ・デルカスティーヨ
得点:T堀越、梶原、G細川、PG細川5  日本電気がNECにチーム名変更

 アルゼンチンはIRB加盟8ヵ国の強豪に最も近い国である。ここに勝てば日本が第2ティアのトップに躍り出ることになるのだが。「前半の苦戦がうそのように、後半のジャパンはアルゼンチン代表『プーマス』を、攻めに攻め続けた。6分には壮絶なカウンターアタックの掛け合いから、フォローした梶原がトライ。その後も名手細川のPGが次々に決まり、16点差が33分には、27−27のタイスコアになっていた。『オーレ、オレオレ、プーマ、プーマ』の2万観衆の大合唱が沸き起こる勝負どころで、日本得意のオープン展開を図るが、逆に自陣で痛恨の反則を犯して万事休した。『前半、相手があれだけ飛ばせば、後半必ずバテるかと思った。あと一歩だったのに』。87年第1回W杯8強の強豪から金星を逸し、薫田主将は歯がみする。『前半にもっと相手を止めないと』と小藪監督は、4トライを許した防御の甘さを悔やんだ」(サンスポ、永田洋光特派員)。