テストNo.119 フィジー代表第2回来日第3戦

English 写真 機関誌
平成6年(1994)5月8日 愛媛県営ラグビー場
日本代表 24-18 フィジー代表
快挙、ジャパン、フィジーに勝った
No.323★119 フィジー代表第2回来日第3戦
1994年5月8日 G:愛媛県営 R:P.ヒギンス(C) KO 13:00
日本代表2418フィジー代表
1太田  治(NEC)9131ガブリエル・ペンジュエリ
C2薫田 真広(東芝府中)1552エミノニ・バティマラ
3田倉 政憲(三菱京都)3セコヴェ・サンドゥリア
4ブルース・ファーガソン(日野自動車)0T24マルカ・カフォア
5赤塚  隆(明大)0G05イライティア・ザバイ
6梶原 宏之(勝沼クラブ)3PG16ジョナス・キャンベル
7シナリ・ラトゥ(三洋電機)0DG07アリフェレティ・モセルツ
8シオネ・ラトゥ(大東大)C8イフェレイミ・タワケ
9西田 英樹(明大)3T19サミソニ・ランバカ
10松尾 勝博(ワールド)0G010アピサイ・ムクナビトゥ
11吉田 義人(伊勢丹)0PG011マナサ・シシワ
12元木 由記雄(神鋼)0DG012エサラ・ナウンガ
13朽木 英次(トヨタ)13サヴェナザ・アリア
14増保 輝則(神鋼)152114パティリアイ・ツイドラキ
15今泉  清(サントリー)15イライサ・サウクル
交代【フ】J.・ヴィンディリ⑭
得点:T西田2、増保、PG松尾3

 日本が3度目の対戦で初めてフィジーを破った。W杯ベスト8の経験もあり、世界に自在にボールを操る“フィジアン・マジック”と恐れられている、フィジーを倒したことは快挙だといえる。8分、13分に日本は松尾がPGを決めて6−0とリードした。フィジーは19分、バティマラがトライ、22分にはモールを押し込みながら展開してシシワがトライ、6−10と逆転する。その後互いにPGを追加して前半を9−13で終わる。後半9分、日本はゴール前スクラムからシオネ・ラトウがサイドアタックして増保がトライ、14−13と逆転。さらに22分PKから速攻した西田が飛び込みトライ、30分にはタワケからビンディリでトライを返され19−18と再び1点差に迫られる。36分、ビンディリのキックをチャージした西田がトライ、24−18と突き放した。初キャップの西田英樹は勝利に貢献する大きな2トライをあげて活躍した。勝因はフィジーの攻撃を3トライに封じたディフェンスに尽きる。