テストNo.120 フィジー代表第2回来日第5戦

English 写真 機関誌
平成6年(1994)5月15日 国立競技場
日本代表 20-8 フィジー代表
日本逆転、フィジーに連勝
No.324★120 フィジー代表第2回来日第5戦
1994年5月15日 G:国立競技場 R:P.ヒギンス(C) KO 14:00
日本代表208フィジー代表
1佐藤 康信(東芝府中)381セコヴェ・サンドゥリア
C2薫田 真広(東芝府中)1702エミノニ・バティマラ
3高橋 一彰(トヨタ)3リヴァイ・ラサラ
4桜庭 吉彦(釜石)0T14マカ・カフォア
5ブルース・ファーガソン(日野自動車)0G05イライティア・ザバイ
6梶原 宏之(勝沼クラブ)1PG16ジョナス・キャンベル
7シナリ・ラトゥ(三洋電機)0DG0C7イフェレイミ・タワケ
8シオネ・ラトゥ(大東大)8アリフェレティ・モセルツ
9永友 洋司(サントリー)2T09サミソニ・ランバカ
10松尾 勝博(ワールド)2G010イライサ・サウクル
11吉田 義人(伊勢丹)1PG011パティリアイ・ツイドラキ
12元木 由記雄(神鋼)0DG012アピサイ・ムグナンビトゥ
13朽木 英次(トヨタ)13エサラ・ナウンガ
14増保 輝則(神鋼)151414ジョエリ・ビンディリ
15松田  努(東芝府中)15ラソロソロ・ボンギサ
交代【フ】S.アリア⑫
得点:T増保、松田、G永友2、PG永友2

 日本は前半フィジーにトライとPGをとられ、PGのみで3−8とリードを許したが、後半永友のPGで6−8と追い上げたあと、14分に吉田がインゴールに蹴り込んだボールを元木が押さえて逆転、永友のゴールも決まり12−8とリードした。フィジーの猛攻を激しいタックルでしのぎ、34分には増保がトライして勝利をもぎ取った。「ジャパンのベストゲームだった。勝因はいろいろあるが、特に強調しておきたいのは最後まで積極的に攻め抜いたフィフティーンの衰えを知らぬ闘争心。これが後半14分、元木の逆転トライを生み、34分の増保の決定的なトライとなった。『攻めのラグビー』の勝利といえる。(中略)攻撃のことごとくを断ち切ったジャパンのタックルに次ぐタックルも第2の勝因といえる。とにかく『FW、バックスでタテに切り崩したあとオープン展開で勝負』というジャパンのW杯路線にいっそうの磨きをかけて、アジア予選に臨みたい」(サンスポ、白井善三郎強化委員長)。