テストNo.121 香港代表第7回来日第3戦

平成6年(1994)6月18日 札幌月寒ラグビー場

日本代表 22-10 香港代表

香港を振りきる

No.326★121 香港代表第7回来日第3戦
1994年6月18日 G:札幌月寒ラグビー場 R:ゾラーティ(Fij) KO 14:00
日本代表 22 10 香港代表
1 太田  治(NEC) 9 0 1 アレッド・ジョーンズ
C2 薫田 真広(東芝府中) 13 10 2 アンディー・フィールズ
3 高橋 一彰(トヨタ) 3 デイブ・ルイス
4 桜庭 吉彦(釜石) 0 T 0 4 ニール・アルトン
5 ブルース・ファーガソン(日野自動車) 0 G 0 5 グラント・ジェミーソン
6 シナリ・ラトゥ(三洋電機) 3 PG 0 6 リック・シャトルワース
7 大内 寛文(龍谷大) 0 DG 0 7 ジョン・ディングレイ
8 シオネ・ラトゥ(大東大) 8 スチュアート・クローン
9 永友 洋司(サントリー) 2 T 1 9 スティーブ・キッド
10 松尾 勝博(ワールド) 0 G 1 10 J.マッキー
11 吉田 義人(伊勢丹) 1 PG 1 11 ジョー・ハンコック
12 藤掛 三男(ワールド) 0 DG 0 12 ボーン・ゴーイング
13 朽木 英次(トヨタ) 13 ロドニー・マッキントッシュ
14 今泉  清(サントリー) 9 14 14 イシ・ツィヴァイ
15 松田  努(東芝府中) 15 アシュリー・ビリントン
得点:T太田、吉田、PG永友4キャプテン不明

 第3回W杯予選への強化試合で、日本香港に最後まで苦しんだ。前半はともにノートライ、日本が永友の3PGで9−0とリードをした。後半も1PGを追加して12−0としたあと、19分に日本はラインアウトからのモールを押し込んで太田が初トライをあげ17−0。ここから香港が奮起してPGを返したあと、38分に日本のサイドを破ってトライ(ゴール)をあげ17−10と迫ったが、日本はノーサイド寸前に相手のキックをチャージしてラックから展開、吉田が飛び込んで香港を突き放した。「FWの縦突進だけの香港に、弱点をつく仕掛けがない。初トライは後半19分、ゴール前ラインアウトからFWがやっとなだれ込んだ力ずくだ。小藪監督は『前半2回のトライチャンスをものにしていれば差が開いていたはず』。香港は今回一週間に3試合の過密日程。しかも指令等のSOはこれから伸びる18歳。十月のW杯アジア予選で、対戦するとすれば決勝。慢心がこわい」(朝日)。