テストNo.131 第1回パシフィック・リム選手権第3戦

平成8年(1996)6月9日 秩父宮ラグビー場

日本代表 18-45 カナダ代表

カナダに敗れ日本2敗

No.346★131 第1回パシフィック・リム選手権第3戦
1996年6月9日 G:秩父宮ラグビー場 R:R.ミッチェル(香) KO 14:00
日本代表 18 45 カナダ代表
1 木村 賢一(トヨタ) 6 25 1 エディー・エバンス
2 薫田 真広(東芝府中) 12 20 2 マーク・カーディナル
3 高橋 一彰(トヨタ) 3 ロッド・スノー
4 佐藤 憲治(近鉄) 0 T 3 4 トニー・ヒーリー
5 デビッド・ビックル(神鋼) 0 G 2 5 マイク・ジェームス
6 梶原 宏之(勝沼クラブ) 2 PG 2 6 イアン・ゴードン
7 ブルース・ファーガソン(日野自動車) 0 DG 0 7 ジョン・ハッチンソン
8 伊藤 剛臣(神鋼) 8 コリン・マッケンジー
9 村田  亙(東芝府中) 2 T 2 C9 ジョン・グラフ
10 廣瀬 佳司(トヨタ) 1 G 2 10 ボビー・ロス
11 増保 輝則(神鋼) 0 PG 2 11 コートニー・スミス
C12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 スティーブ・グレイ
13 吉田  明(神鋼) 13 ロン・トゥズ
14 ロペティ・オト(トヨタ) 8 15 14 ショーン・リトン
15 松田  努(東芝府中) 15 ジュリアン・ラブディ
交代【日】浜辺和(近鉄)③、坂田正彰(サントリー)② 【カ】C.ミチャラク⑧
得点:T増保、元木、G廣瀬、PG廣瀬2

 日本は前半にミスを突かれて奪われた3トライが最後まで重くのしかかり、ペースをつかめないまま香港戦に続いて連敗した。後半2分、元木から増保への飛ばしパスが決まってトライ、さらに11分速い展開から元木が飛び込んでトライ、18−25と7点差に追いすがって期待をもたせたが、日本の反撃はここまで。カナダに2トライ、2G、2PGを加点されて18−45で敗れた。トライ数2対5、日本は前半に失った3トライが直接的な敗因といえる。

 この日のミスはスキルのミスでなく、ノックオンなどでプレーを止めてしまうところに原因があった。どこのチームでも“笛がなるまでプレーしろ!”とコーチにやかましく言われているはずなのだが。レフリーが見逃したと思われる痛い失点もあった。だが、ラグビーはレフリーの判定が絶対だ。アドバンテージルールもある。自分で判定して足を止めた痛い敗戦を繰り返してはならない。