テストNo.141 第2回パシフィック・リム選手権第6戦

平成9年(1997)6月29日 秩父宮ラグビー場

日本代表 23-41 香港代表

香港に連敗 集中力欠きリード守れず

No.358★141 第2回パシフィック・リム選手権第6戦
1997年6月29日 G:秩父宮ラグビー場 R:I.ハイドレイ(C) KO 14:00
日本代表 23 41 香港代表
1 高橋 一彰(トヨタ) 8 10 1 ナイアル・マッカーシー
2 坂田 正彰(サントリー) 15 31 2 アラン・クラーク
3 小口 耕平(リコー) 3 ディーン・ハルウィニ
4 桜庭 吉彦(釜石) 1 T 1 C4 ロジャー・パターソン
5 イシケリ・バシャロ(トヨタ) 0 G 1 5 スティーブ・ペングリー
6 小泉 和也(神鋼) 1 PG 1 6 ポール・ディングリー
7 田沼 広之(リコー) 0 DG 0 7 ブレント・エドワーズ
8 中村  航(東京ガス) 8 スチュアート・クローン
9 村田  亙(東芝府中) 2 T 4 9 ワレン・ワーナー
10 岩渕 健輔(青学大) 1 G 4 10 カール・マレー
11 増保 輝則(神鋼) 1 PG 1 11 ルーク・ナバロ
C12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 ウィーレム・モーンセル
13 アンドリュー・マコーミック(東芝府中) 13 リアス・フレデリクス
14 ロペティ・オト(トヨタ) 16 10 14 クリス・ゴードン
15 和田 賢一(東芝府中) 15 ヴォーン・ゴーイング
交代【日】吉田明(神鋼)⑩、長谷川慎(サントリー)⑥ 【香】N.デーカー⑬、G.クロス①、R.ムイック②、B.ペリン⑤、S.カートライト⑪
得点:T坂田、村田、オト、G村田、PG村田2

 パシフィック・リム最終戦、日本香港に敗れて1勝5敗で2年連続最下位となった。トライ数は3対5、前半を1トライに抑えながら後半に4トライ奪われる同じパターンが続く。いまがチームづくりの過程であると承知している私も「何とかならないものか」の思いが募る。「残り1分、中央ラックから香港が左オープンに攻めると日本に守る力は残っていなかった。トライ後のゴールも決まり23−41。大会2勝目どころか、香港にホームで初めて黒星を献上する最悪の幕切れだった。試合開始から日本はFWが縦突進を連発。バックスも密集に入りすぎてラインが作れない局面が多く、チグハグな攻撃が目についた。前半5分に、SO岩渕が左肩の脱きゅうで退場したことも影響した。『なかなか思うようにはいかない』と平尾監督。今大会の前後半のスコアをみても、後半の得点は前半の半分近く、失点は倍以上と、後半の体力、集中力に問題があることを露呈した」(サンスポ、吉田宏)。