テストNo.143 第3回パシフィック・リム選手権第2戦

平成10年(1998)5月10日 秩父宮ラグビー場

日本代表 27-38 アメリカ代表

日本、ミスミス連敗

No.360★143 第3回パシフィック・リム選手権第2戦
1998年5月10日 G:秩父宮ラグビー場 R:R.ミッチェル(香) KO 14:00
日本代表 27 38 アメリカ代表
1 長谷川 慎(サントリー) 17 16 1 クリス・リパート
2 坂田 正彰(サントリー) 10 22 C2 トム・ビラップス
3 中村 直人(サントリー) 3 レイ・レーナー
4 桜庭 吉彦(釜石) 2 T 1 4 ルーク・グロス
5 ロバート・ゴードン(東芝府中) 2 G 1 5 アレク・パーカー
6 渡邊 泰憲(東芝府中) 1 PG 3 6 デイブ・ホッジス
7 グレッグ・スミス(豊田自動織機) 0 DG 0 7 デビッド・ケアー
8 ロス・トンプソン(NEC) 8 ロブ・ラムコン
9 堀越 正巳(神鋼) 2 T 3 9 アンドレ・バショレ
10 岩渕 健輔(神鋼) 0 G 2 10 マット・アレクサンダー
11 パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ) 0 PG 1 11 クリス・シュレレス
12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 マーク・シャレンパーグ
C13 アンドリュー・マコーミック(東芝府中) 13 ジュアン・グロブラー
14 増保 輝則(神鋼) 15 10 14 バエア・アニトーニ
15 スティファン・ミルン(鐘淵化学) 15 アンドレ・プラム
交代【日】松田努(東芝府中)⑮、伊藤剛臣(神鋼)⑧、田沼広之(リコー)⑤、八ッ橋修身(神鋼)⑭ 【ア】K.シューマン⑬、J.ウィルカーソン⑦、J.ウォーカー⑥
得点:Tツイドラキ2、八ッ橋、スミス、G増保、ミルン、PGミルン

 この試合もトライ数3対3、日本カナダ戦に続いて勝てる試合を落とした。しかもタイトルどおり痛いミスが続いて。ラグビーではよく“ケガも実力のうち”というが、まさに“ミスも実力”である。相手はミスさせようとしてプレッシャーをかけるのだし、人間のやることだからミスはなくならない。しかし、「集中力でミスは少なくできる」のだ。

 日本は前半終了直前、スミスのトライで逆転。後半早々に連続攻撃からツイドラキが左中間にトライしてリードを広げた。しかしその後は受け身に回り、後半6分岩渕から元木へのパスをSOアレクサンダーにインターセプトされてシャレンバーグにトライされた。これで流れが変わった。21分にPGを決められてひっくり返されると、33分にSH堀越のインテンショナルオフサイド[故意のオフサイド]でペナルティトライ、37分にカウンターアタックからトライを奪われ逆転負けを喫した。