テストNo.144 第3回パシフィック・リム選手権第3戦

平成10年(1998)5月23日 香港アバディーン

日本代表 38-31 香港代表

アウェーで初勝利

No.361★144 第3回パシフィック・リム選手権第3戦
1998年5月23日 G:香港アバディーン R:M.ツイシラ(Sam) KO 16:00
日本代表 38 31 香港代表
1 長谷川 慎(サントリー) 26 6 1 クリス・ノース
2 薫田 真広(東芝府中) 12 25 2 デイブ・ルイス
3 中村 直人(サントリー) 3 アダム・ケリー
4 桜庭 吉彦(釜石) 4 T 0 4 アンドリュー・バー
5 田沼 広之(リコー) 3 G 0 5 スティーブ・ペングリー
6 ロバート・ゴードン(東芝府中) 0 PG 2 6 ジョン・ディングリー
7 グレッグ・スミス(豊田自動織機) 0 DG 0 7 ジョン・ゴードン
8 ロス・トンプソン(NEC) C8 ポール・ディングリー
9 村田  亙(東芝府中) 2 T 3 9 スティーブ・キッド
10 スティファン・ミルン(鐘淵化学) 1 G 2 10 クリス・イェイツ
11 パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ) 0 PG 2 11 ルーク・ナバロ
12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 ナイジェル・.デイカー
C13 アンドリュー・マコーミック(東芝府中) 13 ロジャー・.リースン
14 増保 輝則(神鋼) 15 5 14 クリス・ゴードン
15 松田  努(東芝府中) 15 ボーン・ゴーイング
交代【日】廣瀬佳司(トヨタ)⑬、渡邊秦憲(東芝府中)⑥、伊藤剛臣(神鋼)⑦、八ッ橋修身(神鋼)⑭ 【香】L.クック①、R.パターソン④、B.エドワーズ⑦、C.マレー⑩  シンビン=元木、増保(日)
得点:Tトンプソン3、村田、元木、増保、Gミルン3、廣瀬

 日本は前半、7分にスミスが先制トライ、10分にSH村田がサイドを突いてトライなど、4トライをあげて26−6と香港を圧倒した。後半には香港に3トライを許し一時は26−24と迫られる。「(前略)いつの間にか26−24と2点差に。しかもマコーミック主将がSOミルンと交差して鼻骨を折って退場し、前の2試合同様、嫌なムードが漂った。しかし、マコーミック主将の発案で『WIN、KEEP、耐えろ』の3つをキーワードにした日本は、36分にスクラムトライを奪って突き放し、40分にはCTB元木が渾身の走りで20mを独走。勝利を不動のものにした。『精神的なもろさが課題だったけど、それをゲームの中で克服してくれた。内容を言えばきりがないが、今日は勝つのが目的。これで、ミスさえしなければ絶対勝てるという確信がもてたと思う』と平尾監督も、難産の末につかんだ勝利に、会心の笑みを見せた」(サンスポ、香港=永田洋光)。