テストNo.145 第3回パシフィック・リム選手権第4戦

平成10年(1998)6月7日 秩父宮ラグビー場

日本代表 16-17 香港代表

攻撃チグハグ、ホームの3試合は全敗

No.362★145 第3回パシフィック・リム選手権第4戦
1998年6月7日 G:秩父宮ラグビー場 R:I.ハイドレイ(C) KO 14:00
日本代表 16 17 香港代表
1 長谷川 慎(サントリー) 13 10 1 ディーン・ハレウィニ
C2 薫田 真広(東芝府中) 3 7 2 デイブ・ルイス
3 中村 直人(サントリー) 3 アダム・ケリー
4 桜庭 吉彦(釜石) 1 T 1 4 アンドリュー・バー
5 田沼 広之(リコー) 1 G 1 5 ロジャー・パターソン
6 ロバート・ゴードン(東芝府中) 2 PG 1 6 ジョン・ディングリー
7 グレッグ・スミス(豊田自動織機) 0 DG 0 7 ブレント・エドワーズ
8 ロス・トンプソン(NEC) C8 ポール・ディングリー
9 村田  亙(東芝府中) 0 T 1 9 ショーン・オハラ
10 スティファン・ミルン(鐘淵化学) 0 G 1 10 クリス・イェイツ
11 パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ) 1 PG 0 11 ルーク・ナバロ
12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 ナイジェル・.デイカー
13 八ッ橋 修身(東芝府中) 13 ロジャー・.リースン
14 増保 輝則(神鋼) 9 14 14 クリス・ゴードン
15 松田  努(東芝府中) 15 ヴォーン・ゴーイング
交代【日】大畑大介(神鋼)⑭、廣瀬佳司(トヨタ)⑮、溝辺圭司(東芝府中)①、伊藤剛臣(神鋼)⑧ 【香】I.クック②、L.デュリー③、J.ゴードン⑦、S.キッド⑨  シンビン=長谷川(日)
得点:Tトンプソン、Gミルン、PGミルン3

 またも競り合いに弱いジャパンの顔が出た。FWが健闘して香港を圧倒していたのに、攻撃がチグハグでトライが取れない。日本は前半2分にPGで先制した。3分に香港C.ゴードンの巧みなキックからトライを許したが、23分にはスクラムを押し込んでNo8トンプソンがトライして、前半を13−10とリードした。後半2分に香港バックスに突破されて逆転トライを許した。日本は13分にPGを返して16−17と1点差に迫る。チャンスはたびたびあるが攻めきれない。ロスタイムに入って日本がゴール前スクラムという絶好のチャンスを得た。PGでも逆転できる。ボールを殺さず攻撃を続ければ、試合終了にはならない。スクラムは絶対有利に組めている。ジャパンは伊藤から村田、⑧→⑨のサインプレーでトライを狙った。サインプレーに気を取られたのか、ジャパンのFWが一番大事なプッシュを忘れた。必死のプッシュをかけた香港に押され、伊藤がファンブルして勝利は夢と消えた。