テストNo.148 アルゼンチン代表第1回来日第2戦

English 写真 機関誌
平成10年(1998)9月15日 秩父宮ラグビー場
日本代表 44-29 アルゼンチン代表
アルゼンチンに初勝利
No.365★148 アルゼンチン代表第1回来日第2戦
1998年9月15日 G:秩父宮ラグビー場 R:G.モランディン(Ita) KO 14:00
日本代表4429アルゼンチン代表
1中道 紀和(神鋼)26121ガブリエル・ボッカ
2薫田 真広(東芝府中)1817C2マリオ・レデスマ
3中村 直人(サントリー)3ロドリゴ・ロンチェロ
4桜庭 吉彦(釜石)2T24アレハンドロ・アリュブ
5田沼 広之(リコー)2G15イグナシオ・フェルナンデス・ロベ
6渡邊 泰憲(東芝府中)3PG06ロランド・マルティン
7グレッグ・スミス(豊田自動織機)1DG07ミゲル・ルイス
8伊藤 剛臣(神鋼)8ラファエル・シルバ
9村田  亙(東芝府中)2T29マヌエル・ディアス
10岩渕 健輔(神鋼)1G210バトリシオ・フーセイ
11増保 輝則(神鋼)1PG011ダニエル・ピエン
12元木 由記雄(神鋼)1DG112パブロ・ガルシア
C13アンドリュー・マコーミック(東芝府中)13エデュアルド・シモーネ
14大畑 大介(神鋼)151914イグナシオ・コルレト
15松田  努(東芝府中)15ベルナルド・ストオルトーニ
交代【日】中村航(東京ガス)⑥、長谷川慎(サントリー)①、八ッ橋修身(神鋼)⑪ 【ア】M.フィステル⑮、D.ロドリゲス①、A.ミメシ⑥、C.プロマンツィオ②、L.ロブラウコ⑨
得点:T渡邊2、マコーミック、大畑、G村田3、PG村田4、DG岩渕2

 日本が第4回W杯アジア予選壮行試合で強豪アルゼンチンを倒す快挙を成し遂げた。トライ数は4対4、ゴール数も3対3、村田の3PGと岩渕の2DGが勝利に大きく貢献した。日本は、ラインアウトから展開して大畑、FKを速攻して渡邉、スクラムから⑧→⑨でチャンスをつくり、増保→ラック→渡邉、の堂々たる4トライをあげた。ジャパンはこういう試合ができるのだ。出来、不出来の差を少なくすればベスト8は不可能な目標ではなくなる。
「(前略)最後の5分間、FWは疲れ切って動けなくなった。それほど走ったFWにマコーミック主将は感謝する。『彼らの体を張った奮闘が勝利につながった』と。簡単なミスや、個々の防御の甘さなどの課題は残る。だが、『速さ』という旗印のもと、平尾ジャパンに一体感が出てきたことは確かだ。アジア地区予選まであと一カ月余り。勝ち取った自信は大きい」(朝日、惠藤公浩)。