平成11年(1999)5月22日 花園ラグビー場
サモア破り3連勝
No.375★155 第4回パシフィック・リム選手権第3戦 | ||||||
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1999年5月22日 G:花園ラグビー場 R:G.デボウ(米) KO 13:00 | ||||||
日本代表 | 37 | - | 34 | サモア代表 | ||
1 | 長谷川 慎(サントリー) | 14 | 前 | 20 | 1 | ケピ・ファイバイ |
2 | 薫田 真広(東芝府中) | 23 | 後 | 14 | 2 | トレバー・レオタ |
3 | 中村 直人(サントリー) | 3 | ファシ・パラアモ | |||
4 | ロバート・ゴードン(東芝府中) | 2 | T | 2 | 4 | セネ・タアラ |
5 | 大久保 直弥(サントリー) | 2 | G | 2 | 5 | ラマ・トネ |
6 | 伊藤 剛臣(神鋼) | 0 | PG | 2 | 6 | ムルア・ティビィ |
7 | グレッグ・スミス(豊田自動織機) | 0 | DG | 0 | 7 | クレイグ・グレンディニング |
8 | ジェイミー・ジョセフ(サニックス) | C8 | パット・ラム | |||
9 | グレアム・バショップ(サニックス) | 2 | T | 1 | 9 | ジョー・フィレム |
10 | 廣瀬 佳司(トヨタ) | 2 | G | 0 | 10 | スティーブン・バショップ |
11 | パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ) | 3 | PG | 3 | 11 | フィリポ・トアラ |
12 | 元木 由記雄(神鋼) | 0 | DG | 0 | 12 | トーオー・バエンガ |
C13 | アンドリュー・マコーミック(東芝府中) | 13 | ジョージ・レアウペペ | |||
14 | 大畑 大介(神鋼) | 16 | 反 | 15 | 14 | アリ・ココ |
15 | 平尾 剛史(三菱京都) | 15 | シラオ・レアンガ | |||
交代【日】沢木敬介(サントリー)⑮、中道紀和(神鋼)①、田沼広之(リコー)⑤、桜庭吉彦(釜石)④ 【サ】O.パレポイ⑥、S.シティティ⑦、M.ファオアガリ⑭、M.ルアファレアロ① | ||||||
得点:T伊藤、ジョセフ、ツイドラキ、大畑、G廣瀬4、PG廣瀬3 |
日本はW杯で2度8強入りをしている強豪サモアに逆転勝ちをした。これでカナダ、トンガ、サモアを破っての3連勝。W杯に大きな期待が湧く。
終了間際に日本が劇的な逆転トライをあげた。大歓声の中ボールを持って現れたのはNo8ジョセフだった。ゴール前で待ち受ける大きな壁を、乗り越えるようにして突き破ったトライは日本選手にはできない芸当だった。80分間あきらめないで戦ったジャパンは最後のプレーを切らずに、ラックを意図的に作って前進を繰り返す。サモアはたまらず反則を犯す、すぐ速攻でゴール前に迫る、奇跡の逆転トライはこうして生まれた。日本がサモアに勝ったのは初めてである。攻め続けたことで逆転に結びついたのだが、勝因はサモアの猛攻に堪え、2トライに抑えたディフェンスだった。サモアはミニ・オールブラックスともいえるチームだ。こんな試合がW杯本番でできれば世界が驚嘆するはずだ。