テストNo.156 第4回パシフィック・リム選手権第4戦

English 写真 機関誌
平成11年(1999)6月5日 ラウトカ
日本代表 9-16 フィジー代表
フィジーに惜敗
No.376★156 第4回パシフィック・リム選手権第4戦
1999年6月5日 G:ラウトカ R:D.ハマヤ(Tog) KO 15:50
日本代表916フィジー代表
1長谷川 慎(サントリー)6101ダン・ラウス
2薫田 真広(東芝府中)36C2グレッグ・スミス
3中村 直人(サントリー)3ヨエリ・ベイタヤキ
4ロバート・ゴードン(東芝府中)0T14シモン・ライワルイ
5大久保 直弥(サントリー)0G15アペニサ・ナエボ
6伊藤 剛臣(神鋼)2PG16イリ・タンブア
7グレッグ・スミス(豊田自動織機)0DG07セタ・タワケ
8ジェイミー・ジョセフ(サニックス)8コリ・サワンブ
9グレアム・バショップ(サニックス)0T09ジェイコブ・ラウルニ
10廣瀬 佳司(トヨタ)0G010ニッキー・リトル
11パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ)1PG211マヌ・ティコ
12元木 由記雄(神鋼)0DG012ワイサケ・ソトゥトゥ
C13アンドリュー・マコーミック(東芝府中)13アルフレッド・ウルイナヤウ
14大畑 大介(神鋼)101714マリカ・ブニンバカ
15立川 剛士(東芝府中)15ビリアメ・サタラ
交代【日】桜庭吉彦(釜石)④、田沼広之(リコー)④(桜庭)、松田努(東芝府中)⑮、中道紀和(神鋼)① 【フ】N.クオロ①、E.カタラウ④、S.ランバカ⑨
得点:PG廣瀬3

 日本フィジーからトライを取れずに敗れたが、フィジーにも1トライしか与えずテストマッチにふさわしい内容だった。こういう試合を続けられれば世界のトップレベルに恥ずかしくない試合ができる。日本は前半7分、廣瀬のPGで先行したが、9分にフィジーFBサタラに50m独走されトライ(ゴール)を許した。その後互いにPGの応酬となったが、結局この1トライが返せず7点差で惜敗した。「ラグビーは国技といっていい土地柄。人口四万人ほどの町の競技場に、その半分の約二万人が集まった。(中略)日本は圧力を受けて、リズムをつくれない。攻撃を何度仕掛けても、粘り強い防御に阻まれる。最後は攻め手を失った感じで、力尽きた。結局、相手陣から外へ展開され、あっさり許した一つのトライが致命傷になった。名手・廣瀬も珍しく4PGを外した。マコーミック主将は『もっと柔軟な攻撃をすればよかった』。型どおりの攻めは相手に読まれていた」(朝日、森田博志)。