テストNo.161 第4回ラグビーワールドカップ(ウエールズ他)第3戦

English Español 写真 機関誌
平成11年(1999)10月16日 ミレニアム
日本代表 12-33 アルゼンチン代表
攻め手欠き、日本全敗
No.381★161 第4回ラグビーワールドカップ(ウエールズ他)第3戦
1999年10月16日 G:ウエールズ・ミレニアム R:S.デッキンソン(A) KO 19:00
日本代表1233アルゼンチン代表
1中道 紀和(神鋼)9171マウリシオ・レジャルド
2薫田 真広(東芝府中)3162マリオ・レデスマ
3小口 耕平(リコー)3オマー・ハサーン
4ロバート・ゴードン(東芝府中)0T14ペドロ・スポルレデル
5田沼 広之(リコー)0G05アレハンドロ・アリュブ
6大久保 直弥(サントリー)3PG46サンチェゴ・フェラン
7グレッグ・スミス(豊田自動織機)0DG07ロランド・マルティン
8ジェイミー・ジョセフ(サニックス)8イグナシオ・フェルナンデス・ロベ
9グレアム・バショップ(サニックス)0T19アウグスティン・ピチョット
10廣瀬 佳司(トヨタ)0G110ゴンツァロ・ケサダ
11パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ)1PG311ディエゴ・アルバネッセ
12元木 由記雄(神鋼)0DG0C12リサンドロ・アルビス
C13アンドリュー・マコーミック(東芝府中)13エデュアルド・シモーネ
14大畑 大介(神鋼)181914ゴンツァロ・カマルドン
15松田  努(東芝府中)15イグナシオ・コルレト
交代【日】長谷川慎(サントリー)①、坂田正彰(サントリー)②、中村直人(サントリー)③、伊藤剛臣(神鋼)⑥、桜庭吉彦(釜石)⑤ 【ア】M.ルイス④、L.オスティリア⑥、F.コンテポーミ⑩
得点:PG廣瀬4

 日本アルゼンチンを2トライに抑えたが、SOケサダに7PGを許し33点を奪われた。攻撃では見出しのとおり攻め手を欠いて、廣瀬の4PGにとどまりトライは取れなかった。
 国際試合では2トライに抑えれば十分勝機がある。しかもアルゼンチンの2つめのトライは後半40分だ。アルゼンチンに7PGを許したのは、日本がスクラム、モールで後手に回ったからだ。PGの応酬で3−6の局面からアルゼンチンがトライを奪う。前半26分ハーフウェー付近のスクラムで強烈なプッシュ、PKを奪って日本陣に攻め込み、ラインアウトからがっちりモールを押し込み、無人になったモールサイドにSHピチョットが走り込んだ。後半も強力なモールを武器にゴール前で日本の反則を誘い、ケサダがPGを確実に決めて、じりじりと日本を引き離す。40分にゴール前のラックから展開してWTBアルバネッセが飛び込み21点も離されてしまった。やはりノートライでは勝てない。