平成12年(2000)7月2日 青森県営
日本、逃げきる
No.388★166 第17回アジア大会(日本)決勝兼第2回日韓定期戦 (第1回は日本選抜が対戦) | ||||||
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2000年7月2日 G:青森県営 R:P.ヘイリー(香) KO 14:04 | ||||||
日本代表 | 34 | - | 29 | 韓国代表 | ||
1 | 岩間 保彦(トヨタ) | 31 | 前 | 7 | 1 | 金 京祐 |
2 | 網野 正大(NEC) | 3 | 後 | 22 | 2 | 韓 榮勲 |
3 | 小口 耕平(リコー) | 3 | 白 寅聖 | |||
4 | 鷲谷 正直(トヨタ) | 4 | T | 1 | 4 | 朴 魯栄 |
5 | 大久保 尚哉(サントリー) | 4 | G | 1 | C5 | 姜 銅鎬 |
6 | 野澤 武史(慶大) | 1 | PG | 0 | 6 | 禹 台一 |
7 | 小村 淳(神鋼) | 0 | DG | 0 | 7 | 林 成沫 |
8 | 黒川 雅弘(ワールド) | 8 | 朴 瑨培 | |||
9 | 伊藤 護(東芝府中) | 0 | T | 4 | 9 | 成 海庚 |
10 | 大西 将太郎(同大) | 0 | G | 1 | 10 | 金 宰成 |
C11 | 増保 輝則(神鋼) | 1 | PG | 0 | 11 | 金 亨基 |
12 | 難波 英樹(トヨタ) | 0 | DG | 0 | 12 | 柳 旼錫 |
13 | 吉田 明(神鋼) | 13 | 金 得熙 | |||
14 | 大畑 大介(神鋼) | 19 | 反 | 8 | 14 | 李 晋旭 |
15 | 栗原 徹(慶大) | 15 | 郭 鐵雄 | |||
交代【日】廣瀬佳司(トヨタ)⑩、田沼広之(リコー)④、大原勝治(トヨタ)⑨、安田昇(ワールド)②、織田己知範(ワールド)⑪、八ッ橋修身(神鋼)⑫ 【韓】朴⑫、尹⑪ シンビン=小口(日) | ||||||
得点:T増保、吉田明、大畑、認定トライ、G栗原4、PG栗原、廣瀬 |
第17回アジア大会決勝、兼第2回日韓定期戦[第1回は日本選抜が対戦]は34−29で日本が薄氷の勝利を収めた。日本は前半31−7と圧倒的なリードを保ちながら、後半は一転して受け身に回り、トライ数4対5という勝負に勝って試合に負けた内容であった。
「きわどい判定だった。韓国に5点差と詰められた後半37分、韓国の連続攻撃から186センチ、85キロの大型FB郭鐵雄が左タッチライン際にステップを切る。左スミに同点トライが決まったと見えたが、直前にヘイリー主審の笛が鳴った。主審は試合後『韓国の選手が私と接触したので、その地点までボールを戻した』と説明したが、勝つことが絶対条件だった平尾監督も肝を冷やしたことだろう。(中略)平尾監督は『プレーの精度を高めないといけない』と話したが、世界の強国相手に『型』を追求した戦いを貫けるのか。残念だが次期W杯予選を2年後に控え、チーム強化はまた迷路に入った」(毎日、北村弘一)。