テストNo.171 ウエールズ代表第2回来日第3戦

平成13年(2001)6月10日 花園ラグビー場

日本代表 10-64 ウエールズ代表

日本、前半でノックアウト

No.395★171 ウエールズ代表第2回来日第3戦
2001年6月10日 G:花園ラグビー場 R:R.ディクソン(S) KO 14:00
日本代表 10 64 ウエールズ代表
1 長谷川 慎(サントリー) 0 52 1 イェスディン・トーマス
C2 坂田 正彰(サントリー) 10 12 2 アンドリュー・ルイス
3 豊山 昌彦(トヨタ) 3 クリス・アントニー
4 ルアタンギ・バツベイ(大東大) 0 T 8 4 クレイグ・クインネル
5 田沼 広之(リコー) 0 G 6 C5 アンドリュー・モーア
6 伊藤 剛臣(神鋼) 0 PG 0 6 アンドリュー・ロイド
7 菅原 大志(トヨタ) 0 DG 0 7 ギャビン・トーマス
8 斉藤 祐也(サントリー) 8 ゲライント・ルイス
9 村田  亙(バイヨンヌ) 2 T 2 9 ガレス・クーパー
10 大西 将太郎(ワールド) 0 G 1 10 スティーブン・ジョーンス
11 パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ) 0 PG 0 11 シェーン・ウィリアムズ
12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 エイドリアン・ダーストン
13 ナタニエラ・オト(大東大) 13 ガレス・トーマス
14 栗原  徹(サントリー) 17 12 14 マーク・ジョーンズ
15 松田  努(東芝府中) 15 ケビン・モーガン
交代【日】岩渕健輔(サラセンズ)⑮、山本英児(慶大)⑦、難波英樹(トヨタ)⑩、苑田右二(神鋼)⑨ 【ウ】N.バジェット⑤、S.ジョーンズ②、G.ヘンソン⑮、B.エバンス③、J.ロビンソン⑬
得点:Tバツベイ、伊藤

 遠征初戦でサントリーに金星を献上したウエールズが、“テストマッチは別物”と牙をむいた。日本は立ち上がりから守勢一方、前半に8トライ、6ゴールを奪われて何もできないまま0−52で折り返した。これは100点ゲームになると覚悟したが、後半は拍子抜けしたウエールズが手を抜いたのか、日本が奮起したのか10−12という意外な展開になった。日本のトライは後半13分モールからターンオーバーして連続攻撃からバツベイ、21分にスクラムから斉藤、村田、伊藤で決めた2本にとどまった。10トライ取られた原因はディフェンスが機能していないからだ。内側から外へ追い出すように走る「インサイドアウト」のディフェンスを意図しているのに、ウエールズに縦に抜かれ次々に突破を許した。外へと気持ちばかり走って“かぶったディフェンス”[内側を押さえられず外へ走りすぎてしまうディフェンス]で墓穴を掘った。メンバーが固定されず精度が低いのも大敗の一因だ。