テストNo.187 イングランド代表第3回来日第1戦

平成15年(2003)7月3日 味の素スタジアム

日本代表 10-37 イングランド代表

課題の守備力アップを証明

No.418★187 イングランド代表第3回来日第1戦
2003年7月3日 G:味の素スタジアム R:スコット・ヤング(A) KO 19:00
日本代表 10 37 イングランド代表
1 長谷川 慎(サントリー) 10 11 1 ニール・ハトリー
2 網野 正大(NEC) 0 26 2 マシュー・ケアンズ
3 豊山 昌彦(トヨタ) 3 デービット・フラットマン
4 木曽  一(ヤマハ) 1 T 1 4 クリストファー・ジョーンズ
5 アダム・パーカー(東芝府中) 1 G 0 5 アレクサンダー・ブラウン
6 伊藤 剛臣(神鋼) 1 PG 2 6 ポール・ボレー
C7 箕内 拓郎(NEC) 0 DG 0 7 アンドルー・ヘイゼル
8 斉藤 祐也(コロミエ) C8 ピーター・アングルーシー
9 苑田 右二(神鋼) 0 T 4 9 ニコラス・ウォルシュ
10 廣瀬 佳司(トヨタ) 0 G 3 10 オリバー・バークレイ
11 栗原  徹(サントリー) 0 PG 0 11 フィリップ・クリストファーズ
12 元木 由記雄(神鋼) 0 DG 0 12 ベン・ジョンストン
13 難波 英樹(トヨタ) 13 フレザー・ウォータース
14 大畑 大介(モンフェラン) 11 14 14 ダニエル・スカーボロー
15 松田  努(東芝府中) 15 マイケル・ホラック
交代【日】松尾大樹(東芝府中)②、小野澤宏時(サントリー)⑮、山本正人(トヨタ)①、村田亙(ヤマハ)⑨、久保晃一(ヤマハ)④、渡邊泰憲(東芝府中)⑤ 【イ】H.ビビアン⑤、H.ポール⑫、W.グリーン③、D.ハイド⑧、A.ティトレル②、A.シェリダン①、M.ウッド⑨
得点:T大畑、G廣瀬、PG廣瀬

 日本は強豪イングランドを5トライに封じて、ディフェンス力での進化を見せてくれた。前半は10−11の大接戦。トライも廣瀬のパントを引っかけて独走した大畑と、日本のパスをインターセプトしたNo8アングルーシーのトライ1対1と一歩も引けをとっていない。ただ日本にとって惜しまれるのは、このインターセプトと後半45分に奪われたSOバークレイのトライだ。あと一歩の集中力で阻止できただけに悔やまれてならない。勝負の世界で「れば、たら」は禁句だが、これが阻止できていれば、この試合はイングランドを3トライに抑えての満足すべき10対25の敗戦となり、日本代表への夢がふくらんだはずだ。

 イングランド代表は強行軍の遠征のために精彩を欠いていたが、日本はパワフルな相手に、前へ踏み込んだタックルでよく止めた。豪州A代表戦では受けていたディフェンスが改善されていた。だが後半に崩されて4トライされたのは残念だ。