平成20年(2008)4月26日 仁川
課題を残した日本の勝利
No.467★231 第9回アジア5ヵ国対抗2008第1戦兼第11回日韓定期戦 | ||||||
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2008年4月26日 G:韓国仁川 R:T.ウォルフ(ア・ガルフ) KO 14:00 | ||||||
日本代表 | 39 | - | 17 | 韓国代表 | ||
1 | 西浦 達吉(コカコーラW) | 29 | 前 | 0 | 1 | 金 英根 |
2 | 青木 佑輔(サントリー) | 10 | 後 | 17 | 2 | 金 泰亨 |
3 | 相馬 朋和(三洋電機) | 3 | 金 光模 | |||
4 | 大野 均(東芝) | 5 | T | 0 | 4 | 鄭 大益 |
5 | 谷口 智昭(トヨタ) | 2 | G | 0 | 5 | 金 永男 |
6 | 篠塚 公史(サントリー) | 0 | PG | 0 | 6 | 延 権祐 |
7 | 菊谷 崇(トヨタ) | 0 | DG | 0 | 7 | 劉 永男 |
C8 | 箕内 拓郎(NEC) | 8 | 李 光紋 | |||
9 | 吉田 朋生(東芝) | 2 | T | 2 | C9 | 梁 永勲 |
10 | ジェームス・アレジ(日本協会) | 0 | G | 2 | 10 | 尹 泰日 |
11 | 小野澤 宏時(サントリー) | 0 | PG | 1 | 11 | 劉 喆圭 |
12 | ライアン・ニコラス(サントリー) | 0 | DG | 0 | 12 | 兪 旻炯 |
13 | ブライス・ロビンス(NEC) | 13 | 金 成洙 | |||
14 | 吉田 大樹(東芝) | 13 | 反 | 11 | 14 | 李 晶珉 |
15 | 有賀 剛(サントリー) | 15 | 蔡 宰栄 | |||
交代【日】尾﨑章(サントリー)①、北川俊澄(トヨタ)④、中山義孝(トヨタ)⑥、佐藤貴志(ヤマハ)⑨、大西将太郎(ヤマハ)⑩、久住辰也(トヨタ)⑬ 【韓】許雄①、丁成均②、文祥容④、朴宣奎⑤、朴玩龍⑨、洪俊基⑩、李圭洙⑭ | ||||||
得点:T久住2、アレジ、小野澤、ロビンス、吉田大樹、有賀、Gアレジ2 |
W杯までに準備期間が短かったカーワンジャパンが再出発をした2008年度は、第3回パシフィック・ネイションズの2勝を当面の目標に立てた。そのためには、このアジア5ヵ国対抗には圧勝する力を見せていかなければならない。試合後のカーワンの「やってきたことがだせなかった。残念だ。特に後半、規律が守れていなかった。満足できない」(サンスポ)というコメントには、前半5トライをあげて0点に封じたチームに、後半は17点を許して10−17とリードされるとは、高い目標を掲げる日本代表として許されないという指揮官の気持ちが、はっきり現れている。一人ひとりが緊張の糸を崩さず、正確で力強いプレーを80分続けられなければ、世界と戦えない。ほんの少し隙を見せれば試合の展開がまったく変わってくる怖さが、新しく立ち上がったばかりのチームに浸透できていなかった。この試合で顔を出したもろさを克服したジャパンを期待して待ちたい。