平成20年(2008)6月8日 福岡レベルファイブ
完敗の中にも手ごたえ
No.472★235 第3回IRBパシフィック・ネーションズカップ2008第1戦 | ||||||
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2008年6月8日 G:福岡レベルファイブ R:ウィリー・ルース(SA) KO 14:11 | ||||||
日本代表 | 21 | - | 42 | 豪州A代表 | ||
1 | 西浦 達吉(コカコーラW) | 3 | 前 | 28 | 1 | ペク・コウアン |
2 | 青木 佑輔(サントリー) | 18 | 後 | 14 | 2 | ショーン・ハードマン |
3 | 相馬 朋和(三洋電機) | 3 | ガイ・シェパードソン | |||
4 | 大野 均(東芝) | 0 | T | 4 | 4 | ヴァン・ハンフリーズ |
5 | 北川 俊澄(トヨタ) | 0 | G | 4 | 5 | ピーター・キムリン |
6 | ホラニ龍コリニアシ(三洋電機) | 0 | PG | 0 | 6 | ミッチェル・チャップマン |
7 | ハレ・マキリ(サニックス) | 1 | DG | 0 | 7 | マット・ホジソン |
C8 | 箕内 拓郎(NEC) | 8 | ジュリアン・サルヴィ | |||
9 | 田中 史朗(三洋電機) | 2 | T | 2 | 9 | ジョッシュ・ホルムズ |
10 | ジェームス・アレジ(日本協会) | 1 | G | 2 | 10 | ベン・ルーカス |
11 | 小野澤 宏時(サントリー) | 2 | PG | 0 | 11 | フランシス・ファイニフォ |
12 | ライアン・ニコラス(サントリー) | 0 | DG | 0 | 12 | ティマナ・タフー |
13 | 今村 雄太(神鋼) | C13 | モーガン・トゥリヌイ | |||
14 | 遠藤 幸佑(トヨタ) | 5 | 反 | 12 | 14 | マット・キャラロ |
15 | ショーン・ウェブ(ワールド) | 15 | マーク・ジェラード | |||
交代【日】谷口智昭(トヨタ)④、猪瀬佑太(サントリー)①、菊谷崇(トヨタ)⑧、ブライス・ロビンス(NEC)⑮、クリスチャン・ロアマヌ(東芝)⑪、吉田朋生(東芝)⑨、猪口拓(東芝)② 【豪】S.ノートンナイト⑩、P.ルアフトゥ⑥、P.フィブス⑨、T.マクアイザック②、S.マアーフ③ 、A.キャンベル④、T.スミス⑫ | ||||||
得点:T谷口2、Gアレジ、PGアレジ2、DGアレジ |
日本は豪州A代表に敗れたが、私は完敗の中に明るい手ごたえを感じ取った。テストマッチではないが、前週のクラシック・オールブラックス戦で13−15という死闘を演じたジャパンにも期待を抱いた。評価が甘いとお叱りを受けそうだが、このレベルに対抗できるディフェンス力が本物になってきたからだ。スクラムとラインアウトの劣勢から、接点で一歩ずつ後れをとり、前半に4トライを奪われて、ジャパンは1DGだけで3−28の展開。従来のジャパンなら後半に組織を崩されてがたがたとトライを追加されるところだ。ところがこの日は、後半にセットプレーを修正して、後半に出場したロックの谷口智昭がよく走り、21分と24分にトライを奪い、豪州A代表を2トライに抑えて後半を18−14とリードして終わった。がたがたになるのと巻き返したのとではまったく違う。このシリーズ再難敵の豪州A代表との21−42の敗戦は、ダブルスコアだが明るい敗戦と捉えた。