テストNo.273 第7回RWC2011 NZ大会 第4戦 カナダ代表戦

平成23年(2011)9月27日 G:ネーピア R:ジョナサン・カプラン(SA)

日本代表 23-23 カナダ代表

No.511★273 第7回RWC2011 NZ大会 第4戦 カナダ代表
2011年9月27日 G:ネーピア R:ジョナサン・カプラン(SA)
日本代表 23 23 カナダ代表
1 平島 久照(神鋼) 17 7 1 ハバート・バイデンス
2 堀江 翔太(パナソニック) 6 16 C2 パット・リオダン
3 藤田  望(ホンダ) 3 ジェイソン・マーシャル
4 トンプソン ルーク(近鉄) 2 T 1 4 ジェブ・シンクレア
5 北川 俊澄(トヨタ) 2 G 1 5 ジェイミー・カドモア
6 バツベイ シオネ(パナソニック) 1 PG 0 6 アダム・クリーバーガー
7 マイケル・リーチ(東芝) 0 DG 0 7 ションシー・オトゥール
C8 菊谷  崇(トヨタ) 8 アーロン・カーペンター
9 田中 史朗(パナソニック) 0 T 2 9 エド・フェアハースト
10 ジェームス・アレジ(ノッティンガム) 0 G 0 10 アンダー・モンロ
11 小野澤 宏時(サントリー) 2 PG 2 11 フィル・マッケンジー
12 ニコラス ライアン(サントリー) 0 DG 0 12 ライアン・スミス
13 アリシ・トゥプアイレイ(キヤノン) 13 D・T・H・ファンデルメルヴァ
14 遠藤 幸佑(トヨタ) 9 15 14 マット・エヴァンス
15 ウェブ将武(コカ・コーラW) 15 ジェームズ・プリチャード
交代【日】ブライス・ロビンス(ホンダ)⑬、畠山健介(サントリー)③、大野均(東芝)⑤、タウファ統悦(近鉄)⑥、日和佐篤(サントリー)⑨、マリー・ウィリアムス(豊田自動織機)⑮ 【カ】コナー・トレイナー⑮、ライアン・ハミルトン②、ジェレミー・ケイン⑦、スコット・フランクリン③、ショーン・ホワイト⑨、タイラー・ホトソン⑤
得点:T堀江、遠藤、Gジェームス・アレジ2、PGジェームス・アレジ3

 20年ぶりのW杯勝利をめざし、日本代表は9月27日、カナダ戦に臨んだ。

 カナダトンガに勝っているため、ここで勝てば決勝トーナメントに可能性を残す大切な一戦。互いにボールをキープして動かしながら、一進一退の攻防となった。

 日本は前半、HO堀江、WTB遠藤のトライで17-7とリードした。しかし、後半は日本に痛いミスが続く。スローフォワード、ダイレクトタッチなどが次々に失点に直結し、後半20分には、17-15と迫られる。ここで、ようやく元気なLO大野均、FLタウファ統悦が投入され、2人のアグレッシブなプレーが日本の勢いを引き出した。PGを決めあって、20-15となった後半33分、SOアレジがPGを決めて23-15。

 8点差で残り7分。勝利は濃厚と誰もが思った。しかし、この8点差が選手の心理に影響したのか、日本の動きは固くなり、カナダの猛攻を受ける。そして、トライを奪われ、終了間際にはPGで同点とされた。

 4年前の大会では最後に追いついた日本だが、今回は敗者も同然。20年間、勝利のないチームが勝つことの難しさを痛感させられることになった。最後までつきまとった立ち上がりの悪さ。まとまらなかったスクラムなど、反省点は多いが、菊谷キャプテンは「この戦いが次に何かひとつでもつながれば」と話した。1分け3敗の内容を精査し、二度と繰り返さない総括をした上で、次大会への挑戦を始めなければならないだろう。