テストNo.312 パシフィック・ネーションズカップ 第2戦 アメリカ代表戦

English 写真 機関誌
平成27年(2015)7月24日 G:サクラメント(ボニーフィールド) R:ルーク・ピアース(ENG)
日本代表 18-23 アメリカ代表
No.550★312 第16回WRパシフィック・ネーションズカップ 第2戦 アメリカ代表
2015年7月24日 G:サクラメント(ボニーフィールド) R:ルーク・ピアース(ENG)
日本代表18-23アメリカ代表
1稲垣 啓太(パナソニック)1191エリック・フライ
2木津 武士(神鋼)7142ザック・フェノッリオ
C3畠山 健介(サントリー)3ティティ・ラモシテル
4大野  均(東芝)1T04ヘイデン・スミス
5トンプソン ルーク(近鉄)0G05キャメロン・ドーラン
6アイブス ジャスティン(キヤノン)2PG36スコット・ラヴァラ
7マイケル・ブロードハースト(リコー)0DG07アンドリュー・ドゥルタロ
8ホラニ龍コリニアシ(パナソニック)8ダニー・バレット
9内田 啓介(パナソニック)1T19マイク・ペトリ
10立川 理道(クボタ)1G010AJ ・マギンティ
11山田 章仁(パナソニック)0PG311タクズワ・ングウェニア
12山中 亮平(神鋼)0DG012スレトン・パラモ
13松島 幸太朗(サントリー)13シーマス・ケリー
14カーン・ヘスケス(宗像サニックス)141014ブレイン・スカリー
15藤田 慶和(早大)C15クリス・ワイルズ
交代【日】湯原祐希(東芝)②、村田毅(NEC)④、日和佐篤(サントリー)⑨、小野晃征(サントリー)⑫、垣永真之介(サントリー)③、平島久照(神鋼)① 【ア】アル・マクファーランド⑧、フィル・ティール②、ファラウ・ニウア⑫、ザック・テスト⑪、シャローム・スニウラ⑨、ルイス・スタンフィル④  シンビン=ブロードハースト(日)、ングヴェニア(ア)
得点:Tホラニ龍、山田、G立川、PG立川2

終盤の反則で勝機を逸する。
「情報を与えない」(エディー・ジョーンズHC)ことが重要視されたW杯前哨戦。先発メンバーも6日前のカナダ戦から8人を入れ替えた。
 前半の日本はボールを保持してアタックする時間はなく、ディフェンスばかりの時間が続いた。それでも、40分間をノートライに抑えた。相手のミスに助けられた面もあったが、今年、日本代表として初先発出場だったSH内田啓介が「しっかりディフェンスし、相手が疲れてくれればと思っていた」と語った前半の思惑は、チーム全体に浸透していた。その内田が「ボールポゼッションとしては20%対80%」というとおり、圧倒的にアメリカにボールを支配されたにも関わらず、前半許した失点は3PGによる9点のみ。前半36分にSO立川理道がこの日2本目となるPGを決めて6−9と追い上げた後、キックオフでの相手のノックオンで掴んだマイボールスクラムのチャンス。しっかりしたスクラムからBKに供給されたボールはSO立川からCTB山中亮平、逆サイドに走り込んできたWTBカーン・ヘスケス、そしてFB藤田慶和へと渡り、敵陣22m付近の左タッチライン際でトップスピードになったWTB山田章仁へ。そのままコーナーフラッグ際に飛び込み、2点をリードしての折り返しとなった。
 後半も前半の流れのままに、日本がテンポの良いアタックを続けた。確実に点差を広げるために狙ったSO立川のPGは外れたが(後半3分)、8分、スクラムを押し込みNO8ホラニ龍コリニアシが押さえ、立川のゴールも決まって日本のリードは9点に。
「ペナルティが多かった。反省点はそこだけ」(NO8ホラニ)後半39分には、ラックに強引に突っ込んでいったFLマイケル・ブロードハーストがシンビン処分を受けるなど、レフリングに日本が対応しきれなかったのは事実だった。後半15、21、24分とアメリカSOのAJマクギンティに3PGを加えられ同点に。さらに、27分にはモールを押し込まれて決勝トライを奪われて、18—23で逆転負けを喫した。