令和4年(2022)7月2日 G:豊田スタジアム R:フランク・マーフィー(IR)
対戦日 | 2022/07/02 (土) | Kick off | 15:05 |
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競技場 | 豊田スタジアム | 観客数 | 24,570人 |
天候 | 晴れ/弱風 | グラウンド 状態 | 良い |
ドクター | 岩本充、大羽宏樹 | ||
記録係 | 関西協会 |
レフリー | フランク・マーフィー(IRFU) | sign |
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アシスタントレフリー |
クリス・バズビー(IRFU) 久保修平(日本協会A) 大内想太(関西協会) |
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マッチコミッショナー | 宮崎良平 | sign |
TMO | ベン・ホワイトハウス | |
サイティングコミッショナー | 原田隆司 | |
タイムキーパー | 吉田庸平 |
日本代表 (2022夏) | ||
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# | Name(cm/kg/Age) 所属 |
Pos. |
1 |
稲垣啓太(186/116/32) 埼玉パナソニックワイルドナイツ
SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS
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FW |
2 |
坂手淳史(180/104/29) 埼玉パナソニックワイルドナイツ
SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS
|
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3 |
ヴァルアサエリ愛(187/115/33) 埼玉パナソニックワイルドナイツ
SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS
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4 |
ヴィンピー・ファンデルヴァルト(188/112/33) NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 NTT DOCOMO RED HURRICANES Osaka
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5 |
ジャック・コーネルセン(195/110/27) 埼玉パナソニックワイルドナイツ
SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS
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6 |
リーチマイケル(189/113/33) 東芝ブレイブルーパス東京
TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO
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7 |
ベン・ガンター(195/120/24) 埼玉パナソニックワイルドナイツ
SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS
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8 |
テビタ・タタフ(183/124/26) 東京サントリーサンゴリアス TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH
|
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9 |
茂野海人(170/75/31) トヨタヴェルブリッツ TOYOTA VERBLITZ
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HB |
10 |
李承信(176/85/21) KOBELCO KOBE STEELERS
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11 |
シオサイア・フィフィタ(187/105/23) HANAZONO KINTETSU LINERS
|
TB |
12 |
中野将伍(186/98/25) TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH
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13 |
ディラン・ライリー(187/102/25) SAITAMA Panasonic WILD KNIGHTS
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14 |
ゲラード・ファンデンヒーファー(192/102/33) Kubota Spears Funabashi TOKYO-BAY
|
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15 |
山中亮平(188/98/34) KOBELCO KOBE STEELERS
|
FB |
16 |
橋本大吾(174/105/28) 東芝ブレイブルーパス東京
TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO
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Re. |
17 |
森川由起乙(180/113/29) 東京サントリーサンゴリアス
TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH
|
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18 |
垣永真之介(180/115/30) 東京サントリーサンゴリアス
TOKYO SUNTORY SUNGOLIATH
|
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19 |
ワーナー・ディアンズ(201/117/20) 東芝ブレイブルーパス東京
TOSHIBA BRAVE LUPUS TOKYO
|
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20 |
ファウルア・マキシ(187/112/25) クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
Kubota Spears Funabashi TOKYO-BAY
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21 |
中嶋大希(171/80/26) KOBELCO KOBE STEELERS
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22 |
シェーン・ゲイツ(183/95/29) NTTコミュニケーションズシャイニンズアークス東京ベイ浦安 NTT Communications ShinigArcs TOKYO-BAY U
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23 |
高橋汰地(180/91/26) TOYOTA VERBLITZ
|
※背番号の白抜きはキャプテン
フランス代表 | ||
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# | Name(cm/kg/Age) 所属 |
Pos. |
1 | ジャン・バティスト・グロ(185/110/23) | FW |
2 | ペアト・マウバカ(184/116/25) | |
3 | デンバ・バンバ(185/118/24) | |
4 | ティボー・フラメント(197/114/25) | |
5 | トマ・ジョルムス(203/127/26) | |
6 | ディラン・クレタン(195/102/25) | |
7 | シャルル・オリボン(199/114/29) | |
8 | ヨアン・タンガ(186/107/25) | |
9 | マキシム・ルク(177/79/29) | HB |
10 | マチュー・ジャリベール(184/84/23) | |
11 | マティス・ルベル(184/104/23) | TB |
12 | ヨラム・モエファナ(182/95/21) | |
13 | ビリミ・バカタワ(185/100/30) | |
14 | ダミアン・ペノー(188/93/25) | |
15 | メルヴィン・ジャミネ(182/80/23) | FB |
16 | ピエール・ブルガリ(184/105/24) | Re. |
17 | ダニー・プリソ(182/110/28) | |
18 | シピリ・ファラテア(184/118/25) | |
19 | トマ・ラヴォー(199/105/23) | |
20 | セレバシオ・トロフア(186/114/25) | |
21 | セコウ・マカルー(195/100/27) | |
22 | バティスト・クイユー(176/78/24) | |
23 | アントワーヌ・ハストワ(180/85/25) |
得点 | ||||
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Home | Away | |||
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
1 | 1 | T | 1 | 4 |
1 | 1 | G | 1 | 3 |
0 | 0 | PT | 0 | 0 |
2 | 1 | PG | 2 | 1 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
13 | 10 | 計 | 13 | 29 |
23 | 合計 | 42 |
反則 | ||||
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PK | FK | PK | FK | |
4 | 1 | 前半 | 8 | 0 |
6 | 0 | 後半 | 6 | 1 |
10 | 1 | 合計 | 14 | 1 |
Home 交替/入替
種類 | 時間 | 背番号 |
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入替 | 後半10分 | 1 → 17 |
入替 | 後半10分 | 8 → 20 |
入替 | 後半10分 | 9 → 21 |
入替 | 後半10分 | 14 → 23 |
入替 | 後半19分 | 4 → 19 |
入替 | 後半23分 | 12 → 22 |
入替 | 後半29分 | 2 → 16 |
入替 | 後半29分 | 3 → 18 |
Home 一時交替
時間 | 背番号 | 内容 |
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Away 交替/入替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半4分 | 5 → 19 |
入替 | 後半5分 | 1 → 17 |
入替 | 後半5分 | 3 → 18 |
入替 | 後半9分 | 2 → 16 |
入替 | 後半19分 | 9 → 22 |
入替 | 後半23分 | 8 → 20 |
入替 | 後半23分 | 13 → 21 |
入替 | 後半29分 | 10 → 23 |
交替 | 後半33分 | 16 → 2 |
Away 一時交替
時間 | 背番号 | 内容 |
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Home カード/処分
種類 | 時間 | 背番号 | 内容 |
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Away カード/処分
種類 | 時間 | 背番号 | 内容 |
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得点経過 前半Kick off : フランス代表 /後半Kick off : 日本代表 (2022夏)
前半 | チーム名 | #.Name | 種 | H | A | |
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3分 | フランス代表 | 14.ダミアン・ペノー | T | 0 | - | 5 |
4分 | フランス代表 | 15.メルヴィン・ジャミネ | G | 0 | - | 7 |
6分 | 日本代表 | 10.李承信 | PG | 3 | - | 7 |
14分 | 日本代表 | 8.テビタ・タタフ | T | 8 | - | 7 |
15分 | 日本代表 | 10.李承信 | G | 10 | - | 7 |
19分 | フランス代表 | 15.メルヴィン・ジャミネ | PG | 10 | - | 10 |
25分 | 日本代表 | 10.李承信 | PG | 13 | - | 10 |
29分 | フランス代表 | 15.メルヴィン・ジャミネ | PG | 13 | - | 13 |
32分 | 日本代表 | 10.李承信 | PGx | 13 | - | 13 |
後半 | チーム名 | #.Name | 種 | H | A | |
5分 | フランス代表 | 11.マティス・ルベル | T | 13 | - | 18 |
6分 | フランス代表 | 15.メルヴィン・ジャミネ | G | 13 | - | 20 |
後半 | チーム名 | #.Name | 種 | H | A | |
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12分 | フランス代表 | 15.メルヴィン・ジャミネ | PG | 13 | - | 23 |
14分 | 日本代表 | 10.李承信 | PG | 16 | - | 23 |
18分 | フランス代表 | 14.ダミアン・ペノー | T | 16 | - | 28 |
19分 | フランス代表 | 15.メルヴィン・ジャミネ | G | 16 | - | 30 |
21分 | フランス代表 | 12.ヨラム・モエファナ | T | 16 | - | 35 |
23分 | フランス代表 | 15.メルヴィン・ジャミネ | Gx | 16 | - | 35 |
28分 | フランス代表 | 16.ピエール・ブルガリ | T | 16 | - | 40 |
29分 | フランス代表 | 15.メルヴィン・ジャミネ | G | 16 | - | 42 |
43分 | 日本代表 | 11.シオサイア・フィフィタ | T | 21 | - | 42 |
44分 | 日本代表 | 10.李承信 | G | 23 | - | 42 |
<特記事項>
TMO前半16分日本13番危険なタックル有無の確認⇒ノーペナルティ
TMO後半9分フランスの反則の確認⇒トライの前にネックロールがありペナルティの判定
ウルグアイ代表との第2戦で存在感を見せた堀江、齋藤、野口、山沢の4名がコンディション不良により欠場となり、代わって橋本(リザーブ)、山中(先発)、緊急徴集された茂野(先発)とシェーン・ゲイツ(リザーブ)がメンバー入りし、リザーブだった李承信が先発となった。
この日の日本は地域を稼ぐロングキックを封印し、連続展開攻撃でフランス代表を疲れさせる作戦に出た。しかし自陣ゴール前での展開にパスミスも出て、国内ではフィジカル十分の選手たちが、フランスFWに捕まるとチョークタックルなどでなかなかダウンボールできず、フランスボールのスクラム。
前半3分日本ゴール前中央でのフランスボールのスクラム。スクラムに集中した日本に対し、フランスはスクラムの背後にSOとFBを配置し、ヒールアウト直後に二人が右に移動しながらオープンに展開し、FBを飛ばした分、一人余る形でWTBプノーが楽楽トライを挙げた(名キッカージャミミネがG成功で0-7)。マークが徹底できなかったことが悔やまれ、どうなることかと思われたが、ここから日本の意識が上がり、ラインアウトからダイレクトにBKに投げるプレーなどで積極的に攻める。6分フランス陣に入ったところでPKを得て、初先発の10番李承信が35mのPGを決めた(3-7)。ここから日本らしい前に出るタックルが出てフランス陣に入るが、ラインアウト獲得後の球際でフランスFWに絡まれボールが出せない。しかしフランス代表のキックを蹴り返さずFB山中、WTBファンデンヒーファーが豪快に走ることからアップテンポの展開ラグビーが始まり、FW、BKともにゲインラインを超えながらラックを連取し、再びファンデンヒーファーがフランス陣右ゴール前に迫る。FWに縦を突かせた12フェーズ後のラックから茂野、タタフと渡り、タタフは2人に囲まれながら自慢の馬力で押し込みボスと下にトライを挙げた(李のG成功で10-7)。日本サポーターの期待が一気に盛り上がる。その後、膠着状態となり、19分フランスのジャミネ、25分日本の李、29分にジャミネがPGを決めた(13-13)。前半37分、フランスが攻勢に出て、日本ゴール前で左へ展開し、ジャミネのパスが左WTBに通ればトライ確実と思われたシーンでパスミスが出て、日本は救われる形で自陣を脱出し、前半が終了(13-13)。気温が34~35度の中、10分毎に給水タイムを取る方法をとったが、暑さによる疲労は相当のもののように感じられた。
後半に入ると、フランス代表が息を吹き返し、思い切った展開ラグビーで勝負に出てきた。5分、日本人22m左のラインアウトモールをしっかり押し込んでボールを出し、12番と縦に並び、タイミングをずらしてパスを受けた10番ジャリベールが裏へ抜け出し、11番にパスをして楽楽トライを挙げた(ジェミネGで13-20)。9分のフランスのトライはTMO判定の結果ノートライになった。12分ジャミネのPGにより13-23と引き離されるが、日本も後半14分に李のPG成功で食い下がる(16-23)。しかし18分、ハーフウェーライン右のラインアウトからフランス代表が左に展開し、12番モエファナが李に激しく当たって抜き去り13番バカタワ、14番プノーと繋ぎトライ(ジャミネG成功で16-30)。これでフランス代表に勢いが出る。21分フランス代表はハーフウェーライン中央部のラックから右へ展開し、12番モエファナが余り独走し、ゴール前に上げたパントを自ら確保してトライに繋げた(ジェミネのG失敗で16-35)。疲れの出た日本のタックルの甘さが目立つようになった。28分には日本ゴール前左ラインアウトからフランス代表がガッチリとモールを組み押し込んでトライし勝利を決定づけた(ジャミネのG成功で16-42)。日本も最後まであきらめることなくトライを目指し、フランスゴール前に迫りラックを連取し、43分SHのパスのこぼれ球を拾ったフィフィタがトライを挙げた(李のG成功で23-42)。
日本にとってRWCフランス大会の1年前に北半球No1のフランス代表の実力を体感できたことは価値があり、またこの第1戦の内容を分析して、新国立での第2戦に如何につなげるかが楽しみになった。