令和6年(2024)9月21日 G:花園ラグビー場(日本) R:ニック・ベリー(オーストラリア協会)
〇日本代表 17-41 フィジー代表●
対戦日 | 2024/09/21 (土) | Kick off | 19:07 |
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競技場 | 東大阪市花園ラグビー場 | 観客数 | 14,437人 |
天候 | くもり/無風 | グラウンド 状態 | 良い |
ドクター | VMO:外山幸正 / AMSV:田中誠人 / MDD:白井之尋 | ||
記録係 | 山口博功 |
レフリー | ニック・ベリー(オーストラリア協会) | sign |
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アシスタントレフリー |
ポール・ウィリアムズ(ニュージーランド協会) モーガン・ホワイト(ホンコン・チャイナ協会) 高尾陽平・大内想太(関西協会) / 木村太輔(九州協会) |
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マッチコミッショナー | 荒井公希 | sign |
TMO | デーモン・マーフィー / トゥアル・トレイニーニ | |
サイティングコミッショナー | アザー・ユソフ | |
タイムキーパー | 嵯峨慶二 |
フィジー代表 | ||
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# | Name(cm/kg/Age) 所属 |
Pos. |
1 |
エロニ・マウィ(188/131/28) Saracens
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FW |
2 |
テヴィタ・イカニヴェレ(182/114/25) Fijian Drua
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3 |
サミュエラ・タワケ(183/120/28) Fijian Drua
|
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4 |
イソア・ナシラシラ(197/117/25) Fijian Drua
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5 |
テモ・マヤナヴァヌア(197/120/26) Northampton Saints
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6 |
メリ・デレナランギ(192/100/25) Fijian Drua
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7 |
キティオネ・サラワ(192/95/23) Fijian Drua
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8 |
エリア・ヴァーナカイヴァタ(185/104/28) Fijian Drua
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9 |
フランク・ロマニ(179/86/28) Fijian Drua
|
HB |
10 |
ケレブ・マンツ(178/87/24) Fijian Drua
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11 |
イライサ・ドロアセセ(187/99/25) Fijian Drua
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TB |
12 |
イニア・タブアヴ(185/101/22) Fijian Drua
|
|
13 |
イオセフォ・マシ・バレイワイリキ(190/90/26) Fijian Drua
|
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14 |
ヴアテ・カラワレヴ(193/104/23) Fijian Drua
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15 |
アイザヤ・アームストロング-ラヴラ(175/86/20) Fijian Drua
|
FB |
16 |
メスラメ・ドロコト(181/112/29) Fijian Drua
|
Re. |
17 |
ヘリテット・ヘテット(184/130/27) Fijian Drua
|
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18 |
メリ・トゥニ(0/0/24) Fijian Drua
|
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19 |
メサケ・ヴォデヴォデ(0/0/21) Fijian Drua
|
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20 |
アルベット・ティスエ(188/115/31) Gloucester Rugby
|
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21 |
ペニ・マトワル(175/78/27) Fijian Drua
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22 |
アピサロメ・ヴォタ(182/105/27) Fijian Drua
|
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23 |
ポニパテ・ロンガニマシ(0/0/26) Fiji 7s
|
※背番号の白抜きはキャプテン
日本代表 | ||
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# | Name(cm/kg/Age) 所属 |
Pos. |
1 |
三浦昌悟(180/115/29) トヨタヴェルブリッツ
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FW |
2 | 原田衛(175/101/25) | |
3 |
竹内柊平(183/115/26) 浦安D-Rocks
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4 |
エピネリ・ウルイヴァイティ(196/122/28) 三菱重工相模原ダイナボアーズ
|
|
5 | ワーナー・ディアンズ(201/117/22) | |
6 |
ファカタヴァアマト(195/118/29) リコーブラックラムズ東京
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7 |
下川甲嗣(188/105/25) 東京サントリーサンゴリアス
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8 |
ファウルア・マキシ(187/112/27) クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
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9 |
藤原忍(171/76/25) クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
|
HB |
10 |
立川理道(180/94/34) クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
|
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11 |
マロ・ツイタマ(182/91/28) 静岡ブルーレヴズ
|
TB |
12 |
ニコラス・マクカラン(188/93/28) トヨタヴェルブリッツ
|
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13 |
ディラン・ライリー(187/102/27) 埼玉パナソニックワイルドナイツ
|
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14 |
長田智希(179/90/24) 埼玉パナソニックワイルドナイツ
|
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15 |
李承信(176/86/23) コベルコ神戸スティーラーズ
|
FB |
16 |
松岡賢太(175/100/27) コベルコ神戸スティーラーズ
|
Re. |
17 |
岡部崇人(180/105/29) 横浜キヤノンイーグルス
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18 |
為房慶次朗(180/108/23) クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
|
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19 |
アイザイア・マプスア(191/112/23) トヨタヴェルブリッツ
|
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20 |
ティエナン・コストリー(192/102/24) コベルコ神戸スティーラーズ
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21 |
小山大輝(171/74/29) 埼玉パナソニックワイルドナイツ
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22 |
梶村祐介(181/95/29) 横浜キヤノンイーグルス
|
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23 |
濱野隼大(180/93/23) コベルコ神戸スティーラーズ
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得点 | ||||
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Home | Away | |||
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
1 | 4 | T | 1 | 1 |
1 | 4 | G | 1 | 1 |
0 | 0 | PT | 0 | 0 |
1 | 1 | PG | 1 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
10 | 31 | 計 | 10 | 7 |
41 | 合計 | 17 |
マン・オブ・ザ・マッチ |
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フィジー代表(6)メリ ・デレナランギ |
反則 | ||||
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PK | FK | PK | FK | |
4 | 0 | 前半 | 4 | 0 |
3 | 0 | 後半 | 2 | 0 |
7 | 0 | 合計 | 6 | 0 |
Home 交替/入替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 前半32分 | 13 → 22 |
入替 | 後半17分 | 1 → 17 |
入替 | 後半17分 | 5 → 19 |
入替 | 後半17分 | 11 → 23 |
入替 | 後半23分 | 8 → 20 |
入替 | 後半28分 | 3 → 18 |
入替 | 後半31分 | 2 → 16 |
入替 | 後半31分 | 9 → 21 |
Home 一時交替
時間 | 背番号 | 内容 |
---|---|---|
前半28分 → 前半32分 | 7 → 20 | 出血 |
後半36分 → 試合終了 | 7 → 8 | 出血 |
Away 交替/入替
種類 | 時間 | 背番号 |
---|---|---|
入替 | 後半6分 | 1 → 17 |
入替 | 後半6分 | 3 → 18 |
入替 | 後半12分 | 10 → 23 |
入替 | 後半14分 | 4 → 19 |
入替 | 後半14分 | 9 → 21 |
入替 | 後半21分 | 7 → 20 |
入替 | 後半21分 | 12 → 22 |
入替 | 後半29分 | 2 → 16 |
Away 一時交替
時間 | 背番号 | 内容 |
---|---|---|
後半4分 → 後半8分 | 6 → 16 | シンビン |
Home カード/処分
種類 | 時間 | 背番号 | 内容 |
---|
Away カード/処分
種類 | 時間 | 背番号 | 内容 |
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イエロー | 前半38分 | 2 | 危険なプレー |
得点経過 前半Kick off : フィジー代表 /後半Kick off : 日本代表(アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024 ファイナルシリーズ登録メンバー)
<特記事項>
【TMO】
・前半31分:フィジー代表のトライ直前のモール内のノックオンの有無/ノックオンの判定でトライキャンセル。日本代表のスクラムで試合再開。
・後半6分:フィジー代表のトライ直前の反則の有無/オブストラクションの判定でノートライ。日本代表のPKで試合再開。
・後半27分:フィジー代表(20)のトライ時のグラウンディングの確認/トライの判定。
【TMO/OFR】
・前半38分:日本代表(2)のヘッドコンタククトの有無/ヘッドコンタクトの判定(YC)。フィジー代表のPKで試合再開。FPROの検証の結果、RCにアップグレードなし。
【シンビン】
・前半38分:日本代表(2)の危険なプレーはヘッドコンタクトによる。
【その他】
・前半18分:ウォーターブレイク
・後半23分:ウォーターブレイク
・プレーヤー・オブ・ザ・トーナメント:フィジー代表(10)ケレブ ・マンツ
エディーHCにより、大幅に若返りを図った日本代表であるが、フィジー代表も、昨年のRWC2024フランス大会ベスト8メンバーから多くのメンバーを入れ替えている。実を結び始めてきた超速ラグビーにより、フィジー代表を疲れさせ日本代表ペースの試合ができるかどうか。才能軍団のフィジー代表にやりたい放題やられたら、疲れ果てた日本がワンサイドゲームをくらう可能性もある。立川主将を中心の日本ペースを継続できるような戦略でフィジーを疲れさせ勝利してほしいものである。
フィジーのキックオフで試合開始。右奥に蹴り込んだボールが22mラインを超え、日本のFB李が迷わずフェアキャッチし、ハーフウェーラインを超える見事なタッチキックで切り返す。フィジーは自陣右10mライン手前のラインアウトを確保しモールで前進したのち、連続攻撃を仕掛けフェーズを重ねる。日本も統率の取れたダブルタックルをメインとする全員のDFで良く凌ぎ、相手のノックオンやペナルティを誘う。フィジーのノックオン時には思い切ったカウンターアタックを仕掛け、PKタッチのラインアウトからは思い切った連続展開の超速ラグビーを仕掛け、トライチャンスを作るが、ノックオンなどのミスが出てしまう。そして準決勝でアメリカをめくりあげたフィジーの強力スクラムにどう対処するのか注目されていたが、5分のフィジーゴール前、フィジーボールのファーストスクラム。フィジーは、スクラムを押し切ってPKを得たいところだが、日本のスクラムは全く動かなかった。日本の積極的な連続攻撃がフィジーのペナルティを誘い、7分、22mライン中央のPGを李が難なく決めた(3-0)。その後、フィジーが連続アタックを仕掛け、日本も統率の取れたDFで凌いでいたが、10分、日本陣30m中央で日本はオーバー・ザ・トップの反則を取られ、フィジー10番マンツがPGを成功(3-3)。決勝戦であり、両チームともに勝利を目指して確実にスコアを狙う。その後、フィジーの積極的なアタックを受けるが、日本は統率の取れたDFで凌ぎ、ボールを奪えば、積極的にカウンターアタックを仕掛ける。そして20分、日本はハーフウェーライン手前右のスクラムから、9番藤原が左へ持ち込み浅めの10番立川にパス。立川はゲインラインを超えて13番ライリーに飛ばしパスを通す。ライリーはフィジーの被り気味のDFを読み切って内をつき3人をかわして独走し、フィジーのFBとWTBのバックアップを見てショートパントを上げる。これが見事にゴール前でライリーの懐に入り、インゴールへ飛び込む(李のGで10-3)。自信を持った日本代表は、更に積極的に超速アタックを仕掛ける。フィジーのカウンターアタック時もしつこいDFでフィジーのミスを誘いトライを与えない。31分、日本陣ゴール前の連続攻撃からフィジーにトライを許したかに見えたが、これもTMOチェックでノックオンがあり、トライは取り消しとなる。32分、フィジーはハーフウェラインを超えた左のラインアウトから右へ展開するが、CTBからFBへのパスを日本の11番ツイタマが見事にインターセプトしてDFに捕まりながらも前に出る。しかしそのラックから立川が裏のスペースを確認してゴロパントを上げるが、これがフィジーDFに当たり跳ね返る。そのこぼれ球をサモア12番タヴアヴが前に蹴り、それが14番カラワレヴの胸に入り、バックアップの長田を振り切ってインゴールへ飛び込む(マンツのGで10-10)。その後も日本は怯むこともなく、李のカウンターアタックなど積極的な攻撃を見せる。フィジーも展開攻撃を見せると外側の快足プレーヤーが日本に脅威を与える。そして38分フィジー10番マンツへの原田のタックルが高く危険と見なされイエローカードが出る(FPRO適用)。14人となった日本は、5番ディアンズの相手ボールラインアウトの奪取や、全員の意識統一されたDFで守り切り前半終了。
後半は日本(李)のキックオフで試合開始。原田が戻ってこられる7分過ぎまで何としても無得点に抑えてほしいところだ。フィジーはスクラムでプッシュをかけ、PKを得ればタッチキックで日本陣深くに入ってくる。6分、フィジーが連続攻撃で右隅にトライしたかに見えたが、TMO判定の結果、その前のBK攻撃中にオブストラクションがあり、トライは認められなかった。その後のフィジーのアグレッシブなアタックも日本は規律のある全員のタックルで確実に凌ぎ、8分、原田がフィールドに戻る。12分、この日初キャップの濱野が立川に代わって登場(李がSO、FBにツイタマ、WTBに濱野)。
しかしポイントへの2人目の寄りが遅くなり、ジャッカルをくらうシーンが何度か見られるようになってきた。16分、フィジーは10mラインを少し超えた中央のPGを10番マンツが決め、初めてリードを奪う。(10-13)。次の得点を何としてもものにしたい日本代表だが、FW、BKの繋ぎのところでも少しずつミスが出るようになる。19分、日本陣22mライン中央付近でラックを連取したフィジーBKが最後右へ回して23番ロンガニマシがスピードでインゴールを駆け抜けた(マンツのGで10-20)。21分、流れを変えるべく20番コストリー(下川と交替)と22番梶村(マクカランと交替)を投入する。23分フィジーの反則で得たPKを李がフィジー陣22m右を超えたところにタッチを出しマイボール・ラインアウト。しかしその遠投に失敗し、逆にフィジーが、自陣から日本陣左22m越えにキックを蹴り50-22となる。フィジーのラインアウトからの連続攻撃も日本の規律ある全員でのDFで凌ぐ。しかし準決勝のサモアとの激闘から中5日での試合であり、日本代表の各選手に疲れの色が見え始める。そして27分、日本陣左22mラインを超えた位置でのラインアウトでのフィジーのサインプレーから連続攻撃をされ、最後はゴール前に迫られ、20番テイスエにねじ込まれた(マンツのGで10-27)。それでもあきらめない日本代表はツイタマ、ライリーが果敢に突進しチャンスを作るのだが、ここ一番でミスが出てしまう。大外に振れば取れるとばかりにフィジーに30分、14番カラワレヴがトライ(マンツのGで10-34)。日本代表もあきらめずファカタヴァ、梶村が力強い突進を見せるが、ミスでチャンスにならない。そして35分、連続攻撃の後、ラックサイドを23番ロンガニマシに突かれ独走トライ(マンツのG成功で10-41)。
最後まで頑張り続ける日本代表は38分、ハーフウェー・ライン右のラインアウトをワーナーがキャッチし、モールを押したのち左へ展開。ライリーからツイタマへ繋ぎ、ツイタマがインゴールへ走り切る(李のGで17-41)。最後まで日本代表はトライを取りに行ったのだが、このままフルタイムとなる。
サモア相手にはかなり通用した日本の超速ラグビーも、フィジー相手ではまだまだ不十分であることが判った。そして1対1のスピードでは絶対に勝てないという現実は永遠に続くものなのだろう。RWCでベスト8に入るのであれば、フィジーと5分以上の戦いができるようでなければならない。それにはミスを極限まで減らす必要がある。後半でのミスはことごとくビッグチャンスに繋げられた。目指す超速ラグビーのレベルを更に上げて、ノーミスで強豪国を倒せる日本代表を待望する。