テストNo.403 ネーションズチャンピオンシップ2026 フランス代表戦

令和8年(2026)7月18日 G:国立競技場 R:ベン・オキーフ(NZ協会)
●日本代表 15-42 フランス代表〇

対戦日2026/07/18 (土) Kick off17:40
競技場国立競技場 観客数52,632人
天候晴れ/微風 グラウンド
状態
良い
ドクターVMO:三森教雄 / MDD:田澤和雅、山田圭一
記録係渡辺恵一郎
レフリーベン・オキーフ(ニュージーランド協会)sign
アシスタントレフリー

アンドレア・ピアルディ(イタリア協会)

ルーク・ピアース(イングランド協会)

大内想太 / 稲西輝紀 / 手束伊吹

マッチコミッショナー宮内博行sign
TMOグレン・ニューマン(NZR) / マッテオ・リペリーニ(FIR)
サイティングコミッショナージェームス・シェリフ
タイムキーパー市原義之
日本代表
# Name(cm/kg/Age)
所属
Pos.
1 大塚壮二郎(178/110/22)
関西学院大学
FW
2 江良颯(172/106/24)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
3 為房慶次朗(180/108/24)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
4 ハリー・ホッキングス(208/124/27)
東京サントリーサンゴリアス
5 ワーナー・ディアンズ(201/117/24)
東芝ブレイブルーパス東京 ※2026シーズンはハリケーンズへ期間限定移籍
6 エセイ・ハアンガナ(198/120/27)
浦安D-Rocks
7 ベン・ガンター(195/120/28)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
8 ジャック・コーネルセン(195/110/31)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
9 齋藤直人(165/73/28)
東京サントリーサンゴリアス
HB
10 伊藤龍之介(172/77/21)
明治大学
11 石田吉平(167/75/26)
横浜キヤノンイーグルス
TB
12 サミソニ・トゥア(182/108/31)
浦安D-Rocks
13 ディラン・ライリー(187/102/29)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
14 植田和磨(177/87/23)
コベルコ神戸スティーラーズ
15 松永拓朗(172/82/27) FB
16 佐藤健次(177/108/23)
埼玉パナソニックワイルドナイツ
Re.
17 岡部崇人(180/105/31)
横浜キヤノンイーグルス
18 イジー・ソード(190/120/25)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
19 マイケル・ストーバーグ(202/116/34)
20 リーチマイケル(189/113/37)
21 ティエナン・コストリー(192/102/26)
コベルコ神戸スティーラーズ
22 メイン平(178/89/25)
リコーブラックラムズ東京
23 上ノ坊駿介(183/86/22)
コベルコ神戸スティーラーズ

※背番号の白抜きはキャプテン

フランス代表
# Name(cm/kg/Age)
所属
Pos.
1 ジェファーソン・ポワロ(181/117/34)
Union Bordeaux Begles
FW
2 マキシム・ラモット(184/109/27)
Union Bordeaux Begles
3 レジス・モンターニュ(186/133/25)
ASM Clermont
4 フロリアン・ヴェラアグ(203/110/29)
Stade Toulousain
5 エマニュエル・メアフー(203/142/28)
Stade Toulousain
6 レニ・ヌシ(194/108/22)
Montpellier HR
7 マルコ・ガゾッティ(192/112/21)
Union Bordeaux Begles
8 アレクサンドル・ルマット(198/110/29)
Stade Toulousain
9 マキシム・リュキュ(177/83/33)
Union Bordeaux Begles
HB
10 ロマン・ンタマック(186/94/31)
Stade Toulousain
11 アーロン・グランディディエ=ンカナング(187/94/26)
Section Paloise
TB
12 ヨラム・モエファナ(183/95/26)
Union Bordeaux Begles
13 ファビアン・ブロー=ボワリー(190/98/20)
Section Paloise
14 テオ・アティソベ(182/84/21)
Section Paloise
15 マチュー・ジャリベール(184/86/27)
Union Bordeaux Begles
FB
16 ペアト・モヴァカ(184/112/29)
Stade Toulousain
Re.
17 レダ・ワーディ(185/111/30)
Montpellier HR
18 シピリ・ファラテア(183/116/29)
Union Bordeaux Begles
19 ユーゴ・オラドゥ(200/105/22)
Section Paloise
20 トーマス・スタニフォース(198/124/31)
Castres Olympique
21 キリアン・ティクセロン(196/104/24)
ASM Clermont
22 ポール・グラウ(177/90/28)
Stade Toulousain
23 カルヴィン・グルグ(184/97/21)
Stade Toulousain
得点
HomeAway
前半後半前半後半
20 T 42
10 G 42
00 PT 00
10 PG 00
00 DG 00
150 計2814
15合計42
マン・オブ・ザ・マッチ
フランス代表(14)テオ・アティソベ
反則
PKFKPKFK
41 前半 41
50 後半 70
91 合計 111

Home 交替/入替

種類時間背番号
入替 後半9分 1 → 17
入替 後半9分 6 → 20
入替 後半13分 4 → 19
入替 後半13分 11 → 22
入替 後半17分 3 → 18
入替 後半22分 2 → 16
入替 後半22分 8 → 21
入替 後半22分 10 → 23

Home 一時交替

時間背番号内容

Away 交替/入替

種類時間背番号
入替 後半0分 4 → 19
入替 後半16分 2 → 16
入替 後半16分 1 → 17
入替 後半16分 3 → 18
入替 後半16分 5 → 20
入替 後半16分 12 → 23
交替 後半22分 6 → 21
入替 後半28分 9 → 22

Away 一時交替

時間背番号内容
前半7分 → 前半18分 6 → 21 HIA
前半7分 → 前半18分 4 → 19 HIA

Home カード/処分

種類時間背番号内容
イエロー 前半19分 4 不当なプレー

Away カード/処分

種類時間背番号内容
イエロー 後半18分 15 危険なプレー
イエロー 後半38分 7 不当なプレー

得点経過 前半Kick off : フランス代表 /後半Kick off : 日本代表(ネーションズチャンピオンシップ2026 大会登録メンバー)

前半チーム名#.Name種HA
2分 フランス代表 2.マキシム・ラモット T 0 - 5
3分 フランス代表 9.マキシム・リュキュ G 0 - 7
10分 日本代表 15.松永拓朗 PG 3 - 7
15分 日本代表 11.石田吉平 T 8 - 7
16分 日本代表 15.松永拓朗 Gx 8 - 7
19分 フランス代表 15.マチュー・ジャリベール T 8 - 12
20分 フランス代表 9.マキシム・リュキュ G 8 - 14
23分 フランス代表 8.アレクサンドル・ルマット T 8 - 19
24分 フランス代表 9.マキシム・リュキュ G 8 - 21
30分 フランス代表 9.マキシム・リュキュ T 8 - 26
31分 フランス代表 9.マキシム・リュキュ G 8 - 28
36分 日本代表 1.大塚壮二郎 T 13 - 28
36分 日本代表 15.松永拓朗 G 15 - 28
後半チーム名#.Name種HA
3分 フランス代表 15.マチュー・ジャリベール T 15 - 33
4分 フランス代表 10.ロマン・ンタマック G 15 - 35
11分 フランス代表 2.マキシム・ラモット T 15 - 40
12分 フランス代表 9.マキシム・リュキュ G 15 - 42

<特記事項>
【YC】
前半19分 日本代表(4)不当なプレーは故意の反則
後半18分 フランス代表(15)危険なプレーはハイタックル
後半38分 フランス代表(7)不当なプレーは故意の反則
【TMO/OFR】
後半18分 フランス代表(15)危険なプレーの有無について/結果:ハイタックルの判定(YC)、日本代表のPKでプレー再開。FPROによる検証の結果、RCへのアップグレードなし
【TMO】
後半24分 日本代表(21)トライ前のダブルモーションの有無について/結果:ダブルモーションの判定でトライキャンセル。その前のアドバンテージあり日本代表のPKでプレー再開。
後半34分 日本代表(7)不当なプレーの有無について/結果:オフザボールタックルではないとの判定。フランス代表のスクラムで再開。
【その他】
前半24分 ウォーターブレイク
後半20分 ウォーターブレイク


 1989年のスコットランド戦勝利に始まり、日本は1998年にアルゼンチン、2013年にウェールズ、2014年にイタリアに勝利し、RWC2015イングランド大会において南アフリカを破り、そしてRWC2019日本大会でアイルランドに勝利した。つまりティア1国で勝ったことがない国は、北半球ではイングランドとフランス、南半球ではNZとオーストラリアの計4か国ということになる。

 この日は、その未勝利国のひとつのフランス代表と戦うのだが、何としても接戦に持ち込み勝利の可能性を追求してもらいたいものだ。ところが、RWC2019日本大会でアイルランド、スコットランドを倒して以降、日本代表も他国から徹底して研究されるようになった。この日のフランス代表も日本を圧倒できるのは、日本ゴール前でのラインアウト・モールとハイボール処理と明確に分析してこの試合に臨んだはずだ。

 前半フランスのキックオフで試合は始まり、フランス代表はスタートからFW、BK一体の連続攻撃を仕掛け、日本代表にプレッシャーをかける。たまらずペナルティを犯した日本代表に対し、フランス代表は10番のヌタマックが見事なタッチキックで日本陣右ゴール前5mのラインアウトを獲得。2分このラインアウトを獲得したフランス代表はガッチリとモールを組みドライブをかけ、2番ラモットがトライ・ゾーンへ飛び込む(9番リュキュのG成功で0-7)。7分、日本はファーストスクラムを押し込み、ペナルティをゲットし敵陣へ入る。敵陣ゴール前で超速揺さぶりアタックを仕掛け、トライにはならないが、相手の反則で得た正面のPGを松永が楽々決める(3-7)。続いて15分フランス代表のキックを自陣左22mラインでキャッチした10番伊藤は、思い切ったカウンターアタックを仕掛ける。ハーフウェー・ラインまで走り、マークの14番アティソベを引き付け13番ライリーにパス。ライリーはフランス代表15番ジャリベールを引き付けてフリーの石田へパスを通し、フリーの石田は快足を飛ばしてトライ・ゾーン左隅に飛び込む(松永のG失敗で8-7)。直後に逆襲に出たフランス代表は日本ゴール前に迫り、FWのサイド攻撃でトライを狙う。日本はチーム一丸のタックルで凌ぎ続けるが、19分、フランス代表は、FWの突進から突然、BK展開に切り替え10番ヌタマックからパスを受けたジャリベールがポスト右へ飛び込む(リュキュのG成功で8-14)。続く23分、日本のゴール前右5mのラインアウトからモールを組んだフランス代表は、力強く押し込み8番ルマットが右隅へなだれ込む(リュキュのG成功で8-21)。30分、日本陣ゴール前左10mのラインアウトからフランス代表2番ラモットが力強く縦に突進し5mに迫ると、9番リュキュが、がら空きの左サイドを突いてトライ(リュキュのG成功で8-28)。前半の内に何とか得点を返したい日本は36分、フランス陣ゴール前に迫り、得たPKからフロントロー3人が並んだ状態で2番江良がタップキックを蹴り、トライゾーンへ力強く突進する。わずかに届かずも、サポートに入った本日、初先発の1番大塚がボールを拾ってトライゾーンに飛び込む(松永のG成功で15-28)。その後、両チーム得点のないまま前半終了。

 後半、日本のキックオフで試合再開となるが、日本陣に入ったフランス代表は連続攻撃で日本ゴールに迫り、3分パスミスもあったがリュキュ、ジャリベールのトリックプレーでジャリベールが抜け出しポスト直下へトライ(ヌタマックのG成功で15-35)。先手を取りたかった日本には痛いトライと成る。9分、日本代表は20番リーチを投入し立て直しを図る。11分、前半と全く同じように、日本陣右5mのラインアウトからモールを組み、2番ラモットがトライゾーンへ飛び込む(リュキュのG成功で15-42)。日本はフランス代表のスローインに対して、ジャンパーの競り合いで対策しようとするが、全く通用しない。16分、再び日本ゴール前で連続攻撃を仕掛けトライを狙うフランス代表に対し、リーチが走り回ってタックル。最後はジャッカルを決め、ペナルティを獲得してメンバーを鼓舞ずる。19分、日本代表4番ストーバーグが不当なプレーでイエローカードとなり、日本代表は14人で戦うことになるが、誰ひとり下を向かずに勇気あるタックルを繰り返し、フランスに追加得点を与えない。22分、16番佐藤、21番コストリーと共に、23番上ノ坊が交代出場し初キャップを獲得する。天理大学で鍛えられ、神戸KSで戦術眼を養った上ノ坊は、物おじせず見事な活躍を見せる。31分、日本陣ゴール前5m左のラインアウトを獲得したフランス代表は再びモールを組んで押し込む。日本代表は、今度はジャンプせず全FWで押し込み、初めて、モールを凌ぎ、モール・パイルアップとなって日本ボールスクラムとなる。このまま両チームの追加得点はなく、フランス代表のノックオンでフルタイムとなる。

 この日のフランス代表は、日本代表をゴール前に押し込んだ後、ラインアウト・モールであっさりとトライを取る。中盤ではハイボールで日本を圧倒し、優位に攻撃を続ける、FWのサイドアタックで前進を続けながら、日本代表のDFがラック周辺に寄ると、すぐさまBK展開で楽々トライを取る。

 RWC2027オーストラリア大会までの1年余りの間に、これらの対策をすることはできるのか。きっとフランス代表のことだから、日本が対策をすれば、またその裏をかくような戦略に出てくるであろう。日本のスタッフたちは知恵を絞りその先の先までを読んで、戦略を立て、RWC2015、2019で躍進した日本代表のごとく、世界、及び日本国民を驚かせてほしいものである。