解題・説明
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延喜式(論社)である新道(しんどう)・鵜川神社の境内にある大ケヤキであり、樹齢は千年とされる。根周り約14m、目通りの周り約11.5m、樹高約20mで、地上3m付近で四大枝に分かれている。記録によると、大正元年(1912)9月23日の暴風で東部の枝が大半吹き折られたとある。その後、昭和63年(1988)6月にも大風のため枝が折れている。樹木全体に腐れによる衰えが見られたため、平成11年・12年に、樹勢回復のための大規模な治療を施した。その後、平成19年中越沖地震の影響のため、参道側の支幹部が折損するなど、度重なる災害等による新たな腐朽の進行が認められ、平成20年にも樹勢回復の処置が行われた。
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