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概要
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田中コレクションは、家人の話によると、故田中儀信氏が考古学に強い関心を持ち、県内各地を精力的に歩き回り採集したものである。 採集地は菊池市伊野、竜門、赤星、出田、西寺、正観寺、旭志、七城、山鹿市菊鹿町米原などで、いずれも貴重な資料である。 この中には、縄文土器、土偶、弥生土器、石器、土師器、須恵器、古瓦(布目瓦)などがあり、数量は約2,000点を数える。 このコレクションで特筆すべきものは、三万田(泗水町亀尾)から出土した土偶である。妊婦をかたどってあり、乳房と腹部の膨らみ、及びへその部分がリアルに表現されている。背中も滑らかな曲線になっており、研磨され、かなり人の手で扱われた痕跡がある。出田の堂坂横穴墓から出土した須恵器類(高坏・横瓶・長頸壷など)も保存されている。
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