概要
|
祭日は毎年10月18日で、10日より祭りの打ち合わせ(獅子おろし)と、獅子舞の稽古が始まり、祭り当日は午後7時より始まる。 以前は先頭に高張提灯、牡丹の花、雄獅子、雌獅子、楽人、踊子の順で行列が出て集落内を回っていたが、現在は福本八幡宮の社殿周囲を回るのみである。 楽器は小太鼓、大太鼓、笛、拍子木、チャルメラで、曲は十禅寺楽、1番楽、2番楽とある。十禅寺楽が鳴り出すと、ひときわ高いチャルメラの音が鳴り響き、2頭の獅子が調子を揃えて、高く低く、右に左に、大きく小さく揺れ動き舞う。その後をタスキ姿に棒を持った少年の踊子、片手に花笠、片手に榊を持った少女の踊子が続く。ひとしきりの舞と踊が済むと、牡丹の花は拝殿正面に奉納され、右回りに社殿を3回まわって全員が参拝し、直会(なおらい)となる。 勇壮な獅子舞と、華麗なる花笠踊りは類稀な当地伝統のお祭行事である。
|