木更津市は、自然に寄り添い、学び、経済が循環する自立した共生社会をめざすため、オーガニックなまちづくりに取り組んでいます。
千葉県の中西部に位置する木更津市は、昭和17年(1942)11月に千葉県下6番目の市として誕生しました。西に東京湾を臨む歴史と文化にあふれるまちで、古くから港町として発展し、国重要文化財に指定される「千葉県金鈴塚古墳出土品」や、戦国時代に上総国を支配した武田氏の居城である真里谷城跡など、多くの文化財が残っています。
市域は東西に長く広がり、海と山に囲まれた自然豊かな土地柄です。東部には丘陵地、西部は平地の地形で東京湾に面し、市の東部から北部を流れる小櫃川流域には田園地帯が広がっています。また、小櫃川の河口付近には盤洲干潟と呼ばれる東京湾最大の干潟が残り、貴重な生物や野鳥の生息地となっています。
本アーカイブは、『木更津市史』編さん事業の取り組みの成果として、木更津市の歴史資料を手軽にご覧いただくためのツールです。
木更津市は令和4年に市制施行80周年を迎え、新たな木更津市史の刊行を行っています。その中から、「木更津市史 自然編 資料」について、広く木更津市の自然に親しんでいただくためデジタルアーカイブで公開します。刊本ビューアでの公開で、目次から該当ページへ移動することができます。
木更津市に唯一現存する「天正検地帳」(千葉県指定文化財)と、その「副本(承応2年)」(木更津市指定文化財)のほか、史料調査で新たに発見された天正検地帳の写本「下郡村水帳之写」などの資料をデジタル化したものです。
これらは、16世紀末から17世紀前期頃の検地の様子を把握するための貴重な資料です。
※千葉県指定文化財「天正検地帳」のデジタル化にあたり、千葉県文化財保存事業補助金、公益財団法人朝日新聞文化財団・文化財保護助成事業の助成を得て実施しています。
市内に残る戦国時代の城跡のうち、真里谷城跡、天神台城跡、要害城跡の航空レーザ測量データをもとに、地形の凸凹を陰と陽に分けて立体感を表現する立体画像の陰陽図(朝日航洋株式会社「立体画像作成装置」特許第4379264号)を作成しました。
城跡の構造がよくわかるデジタル画像資料です。