解題・説明
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「江戸時代から関東平野に広がる村々には代参という習俗があった。それは、気の合った人たちで社寺参詣を目的とした講という団体を作り、その代表者(代参者)が遠くの寺社まで参拝してお札をいただいてくるというものである。代参者が帰村すると、村ではお日待(オヒマチ)という歓待の座が設けられ、そこで講員に御札が配られる」『市史民俗編』より。信仰に関わる講のほか、ぜんわん講やうどん講などもあった。写真はむら境などに立てられた御嶽講の札。御嶽山は作の神様であるといい、農家から信仰される。小平で一番よくみられる講。
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