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解題・説明
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静町には、静御前堂という伝説物語に深くかかわる御堂がありますが、この真うしろに高さ3m、直径13mの円墳があります。これが古墳時代後期につくられた針生古墳です。 静町を含む大槻地区には、かつて100基以上の古墳があり、一大古墳地帯をなして出土品も数多く残されていますが、現在ではそのほとんどが破壊されてしまいました。そのなかでこの針生古墳がほぼ原形のまま保存されていることは極めて貴重です。これは、静御前堂の境内にあって信仰的な意味をもった特殊な位置にあったためと考えられます。 この古墳は規模としては大きくありませんが、この地区一帯に群集していた古墳の一つで、その時代の面影を今日に伝えるものとしての存在は大変重要な意味をもっています。 この古墳の南側付近は花輪台といわれ、瓦窯跡の存在が確認されています。また、土師器・須恵器なども出土しています。
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