美馬市立図書館/美馬の記憶 デジタルアーカイブ

美馬の文化財バーチャルツアー

美馬市の文化財・旧長岡家住宅と段の塚穴のパノラマ写真を公開しています。

長岡家VRトップイメージ 旧長岡家住宅

旧長岡家住宅は、もとは讃岐山脈南麓の美馬市脇町字西大谷の傾斜地にあった民家で、昭和54(1979)年に現在地に解体移築されました。移築前は東向きでしたが、移築の時に西向きに建てられました。また、残されていた棟札から、享保20年(1735)年の建築であることが確認されました。昭和51(1976)年5月20日に、国の重要文化財に指定されています。桁行五間半(12メートル)、梁間四間(6.6メートル)、寄棟造茅葺きで大屋根が軒先まで葺下ろされています。外壁は、杉皮や板などを用いない土壁で、これは雨の少ない讃岐山脈南麓の民家の特徴です。

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長岡家VRトップイメージ 段の塚穴

段の塚穴は、徳島県美馬市美馬町字坊僧の河岸段丘先端にある2基の古墳のことです。2基の古墳は、どちらも古墳時代後期(約1400年前)につくられたもので、約25メートルの距離を隔てて東西に並んでおり、東の大きい古墳が太鼓塚古墳、西の小さい古墳が棚塚古墳と呼ばれています。特に太鼓塚古墳は、その石室規模や特異な構造から、四国の古墳時代史解明に欠かせない重要な遺跡であり、昭和17年に徳島県初の国史跡に指定されています。
ここから出土した遺物は、寺町にある美馬郷土博物館に展示されています。

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