解題・説明
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⑤⑥「水戸、土浦、日立、古河四市小学校児童二十七校三万一千八百八十名の完全給食は二十日から一斉に開始された。……この日児童達はウマイウマイとパンとミルクに舌つづみを打って喜んだ。……原料の小麦は毎月六十三トン七百七十八キロがアメリカから無償で放出されるもので、一人一回分の給食は、これを加工した百グラムのパンのほかに副食物をつけミルク二十二グラム、タン白質二十五グラムを含有した栄養百パーセントのものを月二十回以上週五回実施され、一月の給食費は百六十円程度といわれている」(『いはらき』昭和二十六年二月二十二日付)。当時を物語る証言である。
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