解題・説明
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⑤⑥写す角度で大分感じが違って見えるが、いずれも、まだアーケードがないころの南町二丁目。このころはまだむずかしい交通規制はなく、コンクールの入賞をねらう店では孟宗竹を使った大がかりな飾りつけをした。こうして戦後復活した七夕飾りは、水戸七夕コンクールとして、各町が竹飾りと置物飾りの部門別に飾りつけのアイディアを競ったから、市民もまたこのコンクールの競演を楽しみにして、これを見歩く人々で夜までのにぎわいとなった。しかしその後、アーケードと制約された歩道が功罪半ばして、七夕飾りに限っては今や昔日のすばらしい面影は見られない。
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