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兜 ID_№:a0001 名称:鉄錆地鯨髭脇立付雑賀兜 鉢前後:25.5cm 鉢左右:21.0cm 銘:なし 備考:脇立は別桐箱に納められる。箱蓋表墨書「鯨鰭前立」 面具 ID_№:a0003 名称:鉄錆地烈勢頬 総高:27.0cm 総幅:22.0cm 備考:垂は一段目と二段以下が異り、具足との揃いではなく後に合わせた可能性がある。 胴 ID_№:a0002 名称:鉄錆地南蛮胴 前胴高:37.0cm 後胴高:40.0cm 備考:前後とも胴裾に腰革付用二連の穴があり、当初は草摺腰革付の胴を改装したものと思われる。 袖 ID_№:a0004 名称:練革黒漆塗紺糸素懸威壺袖 高:28.0cm 幅:25.5cm 備考:熊毛の色が草摺のそれと異なっており、具足1の揃いの袖ではなく、後に組み合わされた可能性あり。 籠手 ID_№:a0005 名称:黒漆塗皺瓢籠手 長さ:各65.5cm 佩楯 ID_№:a0006 名称:黒漆塗小篠繋佩楯 高:56.5cm 臑当 ID_№:a0007 名称:鉄錆地大立挙臑当 高:馬手46.0cm/射向46.0cm 備考:右隻は変形、破損大 雑 ID_№:a0008 名称:鉄錆地甲懸 雑法量:(長さ)25.5cm (重さ)馬手290g/射向280g 雑 2 ID_№:a0008 名称:鉄錆地甲懸 雑法量:(長さ)25.5cm (重さ)馬手290g/射向280g
北郷忠相は、歴代当主のうちでも都城盆地の統一を成し遂げた都城島津家隆盛の祖といわれる名将で、彼が着用したという当具足は特に大切に同家の歴史として伝えられてきました。忠相が父の跡を継いだ永正14年(1517)当時、北郷氏が治めていたのは、都城・安永城・山田城の3城に過ぎず、周囲には伊東氏・北原氏・新納氏といった力のある武将が割拠していました。こうした状況の中で、忠相は都城盆地の統一に乗り出し、大永~天文年間(1521~55)に周囲の領主たちと戦い、ついに都城盆地を平定したのです。
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