貴重資料を翻刻で読む
都城市には中世からの貴重な史料が多数保存されています。その中で都城島津家に伝来した「朝鮮国書」は日本に伝来する朝鮮国王からの文書の中で最古のもので、国の重要文化財に指定されています。
また、同じく都城島津家に伝来した「本田文書」は南北朝時代の「後醍醐天皇綸旨」など、日本の歴史を知る上で貴重な史料が残されています。
ここでは、それら貴重な史料の一部を翻刻して紹介しています。
日本の歴史
都城に伝来した史料のうち、日本の歴史の一端を示す主な史料を紹介します。
都城島津家と島津家
ここで紹介する史料は、都城島津家と藩主である島津家との関係を示す史料です。戦国時代までは都城島津家と島津家との関係は対等でしたが、徐々に家臣化していき、江戸時代には近世大名島津家の家臣となりました。

島津光久仰出御書付写 寛永20年11月15日都城家中心得条々覚
15代北郷久直死去後の領主不在時に、藩主島津光久から都城家臣に宛てた心得条々。

川上久国・仁礼頼景連署条書写
北郷忠亮が北郷家(都城島津家)を継ぐにあたって、藩家老から都城家臣に対し家臣としての心構えを説いたもの。

上置島津久馮御書付写
藩から都城に派遣された上置島津久馮から番頭による訴訟について、都城領主島津久理が処罰するであろうことを報告したもの。
鹿児島藩
ここでは、藩から領内に対して出された書付について紹介しています。
地域の人びと
ここでは、武士だけでなく藩領内の人びとに向けて達せられた書付について紹介します。