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解題・説明
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大和耕作図は六曲一双の屏風で、四季耕作図の一つである。木箱の蓋表に「土佐光孚(みつざね)筆 大和耕作之図」と書いてあることから、作者は光孚とされている。四季耕作図は四季にわたる稲づくりの過程を描いた図で、その源流は室町時代にさかのぼる中国伝来の耕組図(農耕・養蚕・機織りを描いた)をもとに、次第に日本の農耕にあわせた耕作図が生まれたとされている。この耕作図は豊かな実りを象徴する家宝として、年の初めや祝儀の際に座敷に飾られてきたという。農耕儀礼と密接なかかわりを持った屏風絵であり、秋田県内でも珍しく、市内では現在確認できる唯一の四季耕作図である。
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