にかほ市/デジタルミュージアム

フェライトと 齋藤憲三 ( さいとうけんぞう )

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納得する生徒

じゃあ、フェライトを作る会社は大忙(おおいそが)しだったっぺん?

説明する先生の立ち絵

そうだね。でも(はじ)めて会社を作ったときは、フェライトが何に利用(りよう)できるか、分からなかったんだ。だから会社が忙しくなるまでには時間がかかったんだよ。

驚く生徒

えっ?

説明する先生の立ち絵

じゃあ、フェライトを初めて作った会社を紹介(しょうかい)しよう。
フェライトを初めて作った会社は東京電気化学(とうきょうでんきかがく)工業(こうぎょう)株式(かぶしき)会社。
現在(げんざい)のTDKという会社なんだ。この会社を作った人は齋藤憲三(さいとうけんぞう)さん。にかほ市平沢(ひらさわ)出身(しゅっしん)の人なんだ。
まだ何に使(つか)えるか分からないフェライトだったけど、大きな(ゆめ)行動力(こうどうりょく)先見(せんけん)(めい)社会(しゃかい)地域(ちいき)発展(はってん)貢献(こうけん)したいという信念(しんねん)、齋藤憲三さんのこうした力によってフェライトは生まれてきたんだ。

会社設立当時の工場の写真
疑問に思う生徒

じゃあ、フェライトを発明(はつめい)した人も齋藤憲三さんだったっぺん?

説明する先生の立ち絵

いや、フェライトを発明したのは加藤与五郎(かとうよごろう)先生と武井武(たけいたけし)先生のお二人だよ。東京科学大学(旧:東京工業大学)という大学の先生なんだ。

納得する生徒

齋藤憲三さん一人の力じゃなかったっぺん!

説明する先生の立ち絵

フェライトを製品(せいひん)として売り出すにはお金もたくさん必要(ひつよう)だったんだ。齋藤憲三さんは、鐘紡(かねぼう)という会社の津田(つだ)信吾(しんご)社長の協力(きょうりょく)()て、会社を作ることができたんだ。

納得する生徒

いろいろな人の力が必要(ひつよう)だったっぺん。

説明する先生の立ち絵

ほかにも、2代目社長の山崎貞一(やまざきていいち)さんや3代目社長の素野(その)福次郎(ふくじろう)さん、いろいろな人がフェライトとこの会社を作り育ててきたんだ。

よろこぶ生徒

フェライトのすごさやそれを作った会社のことがよくわかったっぺん!

説明する先生の立ち絵

フェライト子ども科学館ではもっとくわしいことも調べられるよ。
それに、フェライトを使った実験(じっけん)やセンサーで音の()るすべり台など、楽しく遊べるものがたくさんあるからオススメだよ。

よろこぶ生徒

わー。いっぱい遊ぶっぺん!

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