これって版画なの?池田修三の世界
池田
修三
さんはにかほ市生まれで
全国的
に人気のある
版画家
だよ。
修三さんはにかほ市
象潟町
に生まれ、大学を
卒業
したあと、秋田
県内
の高校の
美術
の先生になったんだ。
油絵
を
描
いていたけど、油っこさが
体質的
に合わないと
木版画
に
取
り
組
むようになったんだ。
版画は一つの
作品
をたくさん
摺
ることができるため、たくさんの人に自分の作品を楽しんでもらえるからなんだ。
最初はモノクロ(白黒)だったけど、のちに多色
摺
り(カラー)になったんだ。色ごとに
版木
を
彫
り、
重
ねていくんだよ。修三さんは8
版
重
ねて
仕上
げているんだよ。
一つの作品を100枚から多い時は300枚摺っているよ。作品の下に、修三さんの
自筆
で作品名と
制作
年、そして何枚摺ったうちの何枚目という数字(エディション)が書かれているんだ。
修三さんは最初から子どもを作品のテーマにして、
晩年
は
風景
にも取り組んでいるんだ。
鮮
やかな
色彩
で
描
かれた
純真
な子どもたちのすがたやどこか
懐
かしい
風景
が見る人の心を
打
つんだね。
それに版画だから
価格
も手ごろで、修三さんの作品をお
祝
いのときに
贈
り合うという
文化
が
特
に地元の象潟町で生まれて、たくさんの
家庭
やお店で作品が
飾
られているんだ。
資料館には池田修三さんの作品がどのくらいあるんだっぺん?
作品だけで2,500点以上あるよ。そのほか版木や下絵、さらにスケッチブックや日記、
彫刻刀
やバレンなど
使
っていた
道具
などたくさんの資料があるんだ。修三さんの長男や生家から
寄贈
いただいたものなんだ。