岡山市や岡山市と合併した近隣自治体からの引継文書を収録しています。中心は近代以降に役場等で作成された公文書(歴史公文書)で、時期は明治期の地方行政の創始期から第二次世界大戦後の復興期にわたっています。しかし、江戸時代に作成された古い文書で各地の役場が保管してきたものも多く、ここにはそれらも含めています。その内容は、土地台帳(検地帳等)や、紛争(水争いや境界画定等)における裁許状、契約書、権利書など、個々の行政事務よりも地域全体の利害に関わる証拠文書が多いようです。また、明治初期に各村で作成された村誌も収録しました。