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加藤が1937年から1942年5月にかけて、すなわち17歳から22歳にかけて書き綴った8冊の冊子型ノートがある。われわれはこれを「青春ノート」と名づけた。「青春ノート」には、短編小説、詩歌、評論、随想、日記、警句などが綴られる。加藤が思索したことが記されるが、そのいくつかはのちの加藤の著作に発展継承されていく。たとえば「一九四一年十二月八日」という表題の日記がある。そこには太平洋戦争が始まった日の大学内の様子や、教授陣の態度や、加藤が考え感じたことが述べられており、これは加藤を知る上で重要であるばかりではなく、歴史的な資料としても貴重である。

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NOTEⅠ (1937年-1938年3月) 加藤周一 / 1937年3月 文書・記録 / 手稿ノート
【NOTEⅠ (1937年-1938年3月)】〔見返し〕 加藤周一 文書・記録 / 手稿ノート
【NOTEⅠ (1937年-1938年3月)】〔目次〕 加藤周一 文書・記録 / 手稿ノート
【NOTEⅠ (1937年-1938年3月)】叔父さん 加藤周一 文書・記録 / 手稿ノート
【NOTEⅠ (1937年-1938年3月)】スヂガキ “不戦選手” 加藤周一 文書・記録 / 手稿ノート
【NOTEⅠ (1937年-1938年3月)】喫茶店小説 加藤周一 文書・記録 / 手稿ノート
【NOTEⅠ (1937年-1938年3月)】〔スケッチは大切だ〕 加藤周一 文書・記録 / 手稿ノート
【NOTEⅠ (1937年-1938年3月)】〔寒い風景〕 加藤周一 文書・記録 / 手稿ノート
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