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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
白きホテル(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku001002
タイトル. 版. 巻次
白きホテル
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
まぼろしの椅子
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
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/ 11652ページ
関連目録
まぼろしの椅子
白きホテル
いつとなく寂しき雰圍氣漂はすわれならずやと思ふ勤め終へ來て
屈折せし意識に澱む夜の心長くかかりてスカートの襞をたためり
身の不幸など歌ふべき時代かと苛みし人あり日を經て心展け來
生きてゆく幅を少しでもひろげたく昇任試驗受けて見むとす
公務員法讀み終へてそのまま眠りしか夜の明けて試驗は今日ぞと思ふ
自信持てとつねにのたまへるを思ひ出づ訴願法の問題解き進みつつ
パラソルをたたみて入り來し妹の聲はづみわれの合格を告ぐ
敎員の資格持つも一つのゆとりとしのびのびとわが生きてゆきたし
遠けれど湖のある村と知れば明日の出張をたのしみて寢る
草生分けて道に出づればイムメン湖の如きみづうみ木の間に見え來
水門を閉ぢし人も去りたる湖に風吹けばまたささなみのたつ
穂草そよぐ道のかたへに少女ひとり畫架たてて白きホテルを描く
みづうみの旅より夜半に歸り來て思ふ寂しき晩年のこと
窓に匂ふ月あり固執せぬ性をもつこともわれのみの知る幸として
運命に從順に見えてはがゆしと言はれしを幾日噛みしめて過ぐ
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まぼろしの椅子
白きホテル
いつとなく寂しき雰圍氣漂はすわれならずやと思ふ勤め終へ來て
屈折せし意識に澱む夜の心長くかかりてスカートの襞をたためり
身の不幸など歌ふべき時代かと苛みし人あり日を經て心展け來
生きてゆく幅を少しでもひろげたく昇任試驗受けて見むとす
公務員法讀み終へてそのまま眠りしか夜の明けて試驗は今日ぞと思ふ
自信持てとつねにのたまへるを思ひ出づ訴願法の問題解き進みつつ
パラソルをたたみて入り來し妹の聲はづみわれの合格を告ぐ
敎員の資格持つも一つのゆとりとしのびのびとわが生きてゆきたし
遠けれど湖のある村と知れば明日の出張をたのしみて寢る
草生分けて道に出づればイムメン湖の如きみづうみ木の間に見え來
水門を閉ぢし人も去りたる湖に風吹けばまたささなみのたつ
穂草そよぐ道のかたへに少女ひとり畫架たてて白きホテルを描く
みづうみの旅より夜半に歸り來て思ふ寂しき晩年のこと
窓に匂ふ月あり固執せぬ性をもつこともわれのみの知る幸として
運命に從順に見えてはがゆしと言はれしを幾日噛みしめて過ぐ