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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
砂礫(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku001025
タイトル. 版. 巻次
砂礫
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
まぼろしの椅子
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
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編著者(カナ)
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デジタル化の経緯に関する注記
/ 11652ページ
関連目録
まぼろしの椅子
砂礫
甘酸ゆき香のこもりゐむ桐の花野末に見つつわがバスは過ぐ
たかむらに埋もれて低き藁の屋根一夜の宿を乞はむとぞ佇つ
苦しみて積み累ね來しはただ砂礫の如きかと旅寢の夜半にし思ふ
既に無理はきかぬ年齡と思ふ身にたはやすく人は離別を勸む
小さき祠をまつれる丘の朝ぐもり牛使ひつつ人の耕す
曇りつつ明るき芝生メムバーの揃はぬ野球を子らは續くる
心渇くともみづから癒やす外はなし夜半の水道は飛沫をあぐる
孤獨にゐて人を恕すことも易からずまた堰を切りて悲しみは來る
秘めて來し被虐の過程をあばくごとあてなき手記を夜々綴りゆく
累ね來し錯誤と思へどその過去に規制されゆく未來と知れり
手は何にさしのべむ如何に描くとも茫々と寂しわが未來像
夢の中に鳴り續けゐし竪琴の音か夜半覺めて雨だれを聽く
眠れざりしことも忘れむ朝の井戸端に兩耳の裏を念入れて拭く
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まぼろしの椅子
砂礫
甘酸ゆき香のこもりゐむ桐の花野末に見つつわがバスは過ぐ
たかむらに埋もれて低き藁の屋根一夜の宿を乞はむとぞ佇つ
苦しみて積み累ね來しはただ砂礫の如きかと旅寢の夜半にし思ふ
既に無理はきかぬ年齡と思ふ身にたはやすく人は離別を勸む
小さき祠をまつれる丘の朝ぐもり牛使ひつつ人の耕す
曇りつつ明るき芝生メムバーの揃はぬ野球を子らは續くる
心渇くともみづから癒やす外はなし夜半の水道は飛沫をあぐる
孤獨にゐて人を恕すことも易からずまた堰を切りて悲しみは來る
秘めて來し被虐の過程をあばくごとあてなき手記を夜々綴りゆく
累ね來し錯誤と思へどその過去に規制されゆく未來と知れり
手は何にさしのべむ如何に描くとも茫々と寂しわが未來像
夢の中に鳴り續けゐし竪琴の音か夜半覺めて雨だれを聽く
眠れざりしことも忘れむ朝の井戸端に兩耳の裏を念入れて拭く