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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
夜の鳥(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku001043
タイトル. 版. 巻次
夜の鳥
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
まぼろしの椅子
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
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/ 11652ページ
関連目録
まぼろしの椅子
夜の鳥
支へなきわが生き方よ夜の空を鳴き交はしゆく候鳥の聲
他人の意識に拘らず生きむと思ふ夜々同じ樹に來て鳴く鳥のあり
死はすべてを解決するといふ語句も思ふ時あり不和は苦しく
憎まれつつ盡くす誠も限界にありと思ふ今朝は音たてて掃く
ゆとり得なば鍵しめて一人こもるべき部屋を持たむと思ふ何時より
打開策のなきままに日は過ぎてゆく市營住宅もつひに當らず
義務的に生きゐると思ふ日がありて洗濯物などためて懶けをり
百日紅の花も吹かれて散りをらむ暗き夜空に風のとよもす
苦しみてわが保ちゆく妻の座も意味なきごとく思ふひさしく
遠き世界の音響のごと間をおきていづべの空にあがる花火ぞ
わがために強ひて歸らむとすることもなき夫か灯を消して眠らむ
新聞配達の少年に聲をかけおきてひとときをまたわが眠るなり
かの草山に殘し來し吾兒が墓を思へば漂泊の身の如くはかなし
山の彼方に雲ゆく見れば訪ひがたきわがみどり兒の墓邊思ほゆ
風化して傾きゐずや年を經しかの草かげの吾兒が墓標よ
子のなきを蔑まれ時に羨まれ靜かに日々の過ぐるものかも
苦しみてゐるに家庭と職業を兩立しゐる例に今日も引かれつ
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まぼろしの椅子
夜の鳥
支へなきわが生き方よ夜の空を鳴き交はしゆく候鳥の聲
他人の意識に拘らず生きむと思ふ夜々同じ樹に來て鳴く鳥のあり
死はすべてを解決するといふ語句も思ふ時あり不和は苦しく
憎まれつつ盡くす誠も限界にありと思ふ今朝は音たてて掃く
ゆとり得なば鍵しめて一人こもるべき部屋を持たむと思ふ何時より
打開策のなきままに日は過ぎてゆく市營住宅もつひに當らず
義務的に生きゐると思ふ日がありて洗濯物などためて懶けをり
百日紅の花も吹かれて散りをらむ暗き夜空に風のとよもす
苦しみてわが保ちゆく妻の座も意味なきごとく思ふひさしく
遠き世界の音響のごと間をおきていづべの空にあがる花火ぞ
わがために強ひて歸らむとすることもなき夫か灯を消して眠らむ
新聞配達の少年に聲をかけおきてひとときをまたわが眠るなり
かの草山に殘し來し吾兒が墓を思へば漂泊の身の如くはかなし
山の彼方に雲ゆく見れば訪ひがたきわがみどり兒の墓邊思ほゆ
風化して傾きゐずや年を經しかの草かげの吾兒が墓標よ
子のなきを蔑まれ時に羨まれ靜かに日々の過ぐるものかも
苦しみてゐるに家庭と職業を兩立しゐる例に今日も引かれつ