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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
春の疾風(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku002024
タイトル. 版. 巻次
春の疾風
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
不文の掟
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
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編著者(カナ)
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地名件名(カナ)
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/ 11652ページ
関連目録
不文の掟
春の疾風
訪ね来て児らと遊ばぬかといふ便り分教場は雪にうづもれてゐむ
丘の上の木立が透かす雪の尾根日々に恋ひつつ斑雪をわたる
杉の秀の風に揉まるる見つつ来てふふめるここの梅はしづけし
凍死者を告ぐる録音山腹の夜の吹雪をうつつに聴かす
持ち歩む帳簿の重さみづからの首尾ととのふる性をうとむや
指組める塑像の胸の隈深し執して思ふことにあらねど
どんな時に縫ひものなどをするわれか知りゐむ母のたちゐと思ふ
方形に裁ちし小布をつぎつぎにつなぎつつ繻子の緋いろ紛れず
大理石の古時計いつのまにかまた母は出し来て枕べに置く
雪の夜の更けて寂しも遠くよりわが名呼びて近づく声はあらずや
送られて帰りし記憶寂しきにいつまでも道に斑雪は残る
三椏の花咲きあぐる夜の疾風一重の窓にへだてがたしも
はばたきて降り来しは壁のモザイクの鳩なりしかば愕きて醒む
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不文の掟
春の疾風
訪ね来て児らと遊ばぬかといふ便り分教場は雪にうづもれてゐむ
丘の上の木立が透かす雪の尾根日々に恋ひつつ斑雪をわたる
杉の秀の風に揉まるる見つつ来てふふめるここの梅はしづけし
凍死者を告ぐる録音山腹の夜の吹雪をうつつに聴かす
持ち歩む帳簿の重さみづからの首尾ととのふる性をうとむや
指組める塑像の胸の隈深し執して思ふことにあらねど
どんな時に縫ひものなどをするわれか知りゐむ母のたちゐと思ふ
方形に裁ちし小布をつぎつぎにつなぎつつ繻子の緋いろ紛れず
大理石の古時計いつのまにかまた母は出し来て枕べに置く
雪の夜の更けて寂しも遠くよりわが名呼びて近づく声はあらずや
送られて帰りし記憶寂しきにいつまでも道に斑雪は残る
三椏の花咲きあぐる夜の疾風一重の窓にへだてがたしも
はばたきて降り来しは壁のモザイクの鳩なりしかば愕きて醒む