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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
惑はしのこゑ(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku004003
タイトル. 版. 巻次
惑はしのこゑ
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
花溢れゐき
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
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編著者(カナ)
編著者(ローマ字)
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/ 11652ページ
関連目録
花溢れゐき
惑はしのこゑ
伝言板のわが名すばやく拭き消して駅を出づれば木枯らしの町
喪の花を運ぶ自転車行きてより呼び醒まされしごとく歩めり
複製のモナ・リザ仰ぎつつ待ちていかなる人に会ふわれならむ
背景のなべて消えゆき庭石の一つに午後の日ざしあつまる
ストローにすきとほりつつ珈琲の昇りゆくさまふとたどたどし
偽りを言はねばならず言ひしあときらめく波の寄せ来るごとし
惑はしの声たえまなく降りそそぐ広告灯のめぐる空より
混みあへる夜のバスのなかリゾールの臭ひもいつかうすらぎゐたり
交はすべき言葉も知らず夜の街の吹雪の底を歩み続けき
鳥の羽のごとき落ち葉をふりこぼすメタセコイアも旅ゆきて知る
近づきて次第にさびし赤土をはだけて何か掘りし跡あり
あたたかく雪を被ける羅漢のなか見知らぬ祖父の顔もあらむか
蜃気楼など見ずに逝きたる父母とながき停車に目ざめゐて思ふ
エンヂンの波動かすかに伝ひゐて眠りの底に雪降りつもる
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花溢れゐき
惑はしのこゑ
伝言板のわが名すばやく拭き消して駅を出づれば木枯らしの町
喪の花を運ぶ自転車行きてより呼び醒まされしごとく歩めり
複製のモナ・リザ仰ぎつつ待ちていかなる人に会ふわれならむ
背景のなべて消えゆき庭石の一つに午後の日ざしあつまる
ストローにすきとほりつつ珈琲の昇りゆくさまふとたどたどし
偽りを言はねばならず言ひしあときらめく波の寄せ来るごとし
惑はしの声たえまなく降りそそぐ広告灯のめぐる空より
混みあへる夜のバスのなかリゾールの臭ひもいつかうすらぎゐたり
交はすべき言葉も知らず夜の街の吹雪の底を歩み続けき
鳥の羽のごとき落ち葉をふりこぼすメタセコイアも旅ゆきて知る
近づきて次第にさびし赤土をはだけて何か掘りし跡あり
あたたかく雪を被ける羅漢のなか見知らぬ祖父の顔もあらむか
蜃気楼など見ずに逝きたる父母とながき停車に目ざめゐて思ふ
エンヂンの波動かすかに伝ひゐて眠りの底に雪降りつもる