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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
われを呼ぶこゑ(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku004007
タイトル. 版. 巻次
われを呼ぶこゑ
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
花溢れゐき
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
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編著者
編著者(カナ)
編著者(ローマ字)
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出版者(カナ)
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地名件名(カナ)
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内容年終
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内容細目(カナ)
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/ 11652ページ
関連目録
花溢れゐき
われを呼ぶこゑ
あこがるる言葉とぎれておくれ毛をかきあぐる指若く美し
送られし小さき象の縫ひぐるみ未だ名づけず長椅子に置く
霜どけの堤のほとり新しき電柱はタールの匂ひをまとふ
海流の変る季節と告げて来ぬ島のくらしを今は歎かず
はこべらの萌ゆる日なたに集まりてついばむ鳥はいづこより来る
少年はさむざむとして断面の青きガラスの見本置きゆく
あざやかに朱線を引きて消されたる文字見ゆたれの名と知り難し
幾たびの風邪を売薬にしのぎつつ恃むこころもあはくなりゆく
あたたかき雨降り出でて浜木綿を蔽ふ蓆もとり除かれぬ
ひしひしと芽ぶきてあらむ輪郭のけぶれる森を遠景に置く
風の夜も川の鳴る夜も胸に手をかさねて眠るならはしやさし
旧道のほとりは莠芽ぐみたり橋渡り来る足白き犬
みどり児の墓は根雪にうもれゐむ遠き河原に餅草を摘む
鳩の影一直線に野をよぎりこだまのごとくわれを呼ぶこゑ
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花溢れゐき
われを呼ぶこゑ
あこがるる言葉とぎれておくれ毛をかきあぐる指若く美し
送られし小さき象の縫ひぐるみ未だ名づけず長椅子に置く
霜どけの堤のほとり新しき電柱はタールの匂ひをまとふ
海流の変る季節と告げて来ぬ島のくらしを今は歎かず
はこべらの萌ゆる日なたに集まりてついばむ鳥はいづこより来る
少年はさむざむとして断面の青きガラスの見本置きゆく
あざやかに朱線を引きて消されたる文字見ゆたれの名と知り難し
幾たびの風邪を売薬にしのぎつつ恃むこころもあはくなりゆく
あたたかき雨降り出でて浜木綿を蔽ふ蓆もとり除かれぬ
ひしひしと芽ぶきてあらむ輪郭のけぶれる森を遠景に置く
風の夜も川の鳴る夜も胸に手をかさねて眠るならはしやさし
旧道のほとりは莠芽ぐみたり橋渡り来る足白き犬
みどり児の墓は根雪にうもれゐむ遠き河原に餅草を摘む
鳩の影一直線に野をよぎりこだまのごとくわれを呼ぶこゑ