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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
二重星の位置(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku004008
タイトル. 版. 巻次
二重星の位置
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
花溢れゐき
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
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関連目録
花溢れゐき
二重星の位置
幼ならは雪をよごししのみに去り「花いちもんめ」の唄わが歌ふ
釈明を聞かねばならぬ寂しさに促すこゑを待ちて立ちゆく
たのしみて待つこと淡き日々ながらレースの花の白々と満つ
ものの香のまつはるごとき日のゆふべ街へ出でゆく用を作りて
たれよりも遠き一人と思ふときザイス・イコンのカメラも古りぬ
うすら寒き日のくれに来て荷を置きぬ足傾けるベンチの上に
人の住む気配もなくて冬枯れを映すばかりとなるガラス窓
対岸の夕日に遠く屋根光り石切る音のをりをり届く
青木の実葉がくれに照ることを言ひとりとめのなき別れをしたり
タラップに片足かけて振り向けるかの日の笑顔再びは見ず
唐突に電話が鳴りて眼先に人の使へるナイフ光りつ
をりをりに濡らし来て使ふ海綿の黒ずみてわれのよごれの如し
雪を見て日すがら臥りゐしといふ何しゐたらむかの日のわれは
合歓の木の遅き芽ぶきを待つこころ二重星の位置を夜々に仰ぎて
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花溢れゐき
二重星の位置
幼ならは雪をよごししのみに去り「花いちもんめ」の唄わが歌ふ
釈明を聞かねばならぬ寂しさに促すこゑを待ちて立ちゆく
たのしみて待つこと淡き日々ながらレースの花の白々と満つ
ものの香のまつはるごとき日のゆふべ街へ出でゆく用を作りて
たれよりも遠き一人と思ふときザイス・イコンのカメラも古りぬ
うすら寒き日のくれに来て荷を置きぬ足傾けるベンチの上に
人の住む気配もなくて冬枯れを映すばかりとなるガラス窓
対岸の夕日に遠く屋根光り石切る音のをりをり届く
青木の実葉がくれに照ることを言ひとりとめのなき別れをしたり
タラップに片足かけて振り向けるかの日の笑顔再びは見ず
唐突に電話が鳴りて眼先に人の使へるナイフ光りつ
をりをりに濡らし来て使ふ海綿の黒ずみてわれのよごれの如し
雪を見て日すがら臥りゐしといふ何しゐたらむかの日のわれは
合歓の木の遅き芽ぶきを待つこころ二重星の位置を夜々に仰ぎて