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さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
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全短歌(10791首)(資料グループ)
霧の湧く日(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku004012
タイトル. 版. 巻次
霧の湧く日
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
花溢れゐき
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
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編著者
編著者(カナ)
編著者(ローマ字)
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地名件名(カナ)
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関連目録
花溢れゐき
霧の湧く日
谷津谷津に霧の湧く日と告げやらむ遠く灯ともすごとき一人に
ひろげたる五指かざすとき遠のきて芽ぐむ梢のごとくうるほふ
たたなはる雲を抜きたるひとひらの次第に塔を離れてゆけり
鳴くこともあらず越えゆく沼の上鳥となりてもさびしきわれか
磯波の寄せては返し避けがたく蝕されてゐるわがどの部分
あたたかき砂踏みゆけば幼ならのゑがく海にも春の来てゐる
ライターの焔吹き消しふたたびの闇にしきりに欲る言葉あり
白馬を駆けて出でゆくシーン見つ間なく討たれむ騎士と知りつつ
癒え近き風邪と思ふに身じろぎて熱の匂ひをみづからに嗅ぐ
窓あけて熊蜂をにがしやりしあと砂礫のごとき言葉のみ湧く
いつよりか工事場の灯にまみれつつ見慣れぬ影をなす一樹あり
対岸の暗き木の間にたれかゐてフニクリフニクラ口笛に吹く
のがれたき思ひに靴を探しゐる夢より醒めてもろく起き出づ
あくる日の職場に問へど夜の更けに降りゐし雨を知れる人無し
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花溢れゐき
霧の湧く日
谷津谷津に霧の湧く日と告げやらむ遠く灯ともすごとき一人に
ひろげたる五指かざすとき遠のきて芽ぐむ梢のごとくうるほふ
たたなはる雲を抜きたるひとひらの次第に塔を離れてゆけり
鳴くこともあらず越えゆく沼の上鳥となりてもさびしきわれか
磯波の寄せては返し避けがたく蝕されてゐるわがどの部分
あたたかき砂踏みゆけば幼ならのゑがく海にも春の来てゐる
ライターの焔吹き消しふたたびの闇にしきりに欲る言葉あり
白馬を駆けて出でゆくシーン見つ間なく討たれむ騎士と知りつつ
癒え近き風邪と思ふに身じろぎて熱の匂ひをみづからに嗅ぐ
窓あけて熊蜂をにがしやりしあと砂礫のごとき言葉のみ湧く
いつよりか工事場の灯にまみれつつ見慣れぬ影をなす一樹あり
対岸の暗き木の間にたれかゐてフニクリフニクラ口笛に吹く
のがれたき思ひに靴を探しゐる夢より醒めてもろく起き出づ
あくる日の職場に問へど夜の更けに降りゐし雨を知れる人無し