機関トップ
資料グループ
テキスト一覧
年表一覧
キーワード一覧
さいたま市立大宮図書館/おおみやデジタル文学館 ―歌人・大西民子―
トップページ
資料グループ選択
全短歌(10791首)(資料グループ)
光の縄(目録)
/ 11652ページ
目録ID
ku004026
タイトル. 版. 巻次
光の縄
タイトル. 版. 巻次(カナ)
タイトル. 版. 巻次(ローマ字)
タイトル関連
花溢れゐき
タイトル関連(カナ)
タイトル関連(ローマ字)
欧文タイトル
タイトルに関する注記
編著者
編著者(カナ)
編著者(ローマ字)
出版者
出版者(カナ)
出版者(ローマ字)
出版年
出版年終
数量
形状
大きさ
大きさ(縦)
大きさ(横)
材質
形態に関する注記
保存状況
縮尺
その他の注記
言語
日本語
ISBN
ISSN
件名
件名(カナ)
件名(ローマ字)
地名件名
地名件名(カナ)
地名件名(ローマ字)
人名件名
人名件名(カナ)
人名件名(ローマ字)
内容年
内容年終
内容細目
内容細目(カナ)
内容細目(ローマ字)
解題・説明
解題・説明(英語)
来歴
来歴(英語)
所蔵機関
原資料の所在地
資料番号
管理記号
カテゴリ区分
図書
資料種別
資料分類(大分類)
資料分類(中分類)
資料分類(小分類)
文化財情報
manifest.jsonへのURL
参照データ
関連ページURL
関連画像URL
自治体史掲載
出版物・関連資料
翻訳元の言語
権利関係・利用条件
原資料の利用条件
権利関係・利用条件に関する注記
緯度・経度・高度に関する注記
DOI
既刊目録名
デジタル化の経緯に関する注記
/ 11652ページ
関連目録
花溢れゐき
光の縄
モールもて作れる駱駝棚に置きとりとめもなくさすらひゆけり
培ふはただ病ひのみと人の言ふ運命論はみづからも持つ
茅の穂の風に騒ぎてどの道を抜けても寒き夕ぐれの坂
灯を消してしばらくののち白みくるガラス窓あり夜々のならひに
ひとすぢの光の縄のわれを巻きまたゆるやかに戻りてゆけり
のがれ得ぬ雪崩なりしや再びの忌の夜にひびく木枯らしのこゑ
ルーレットとまれる谷によみがへる何あらむ目を閉ぢて待ちつつ
いつまでもとろ火に何を煮てゐけむをりをりさびし母の憶い出
細き管のぼる液体の加速度を意識にたどるごとく眠りぬ
金柑のやさしき重み手にのせて一粒づつの核を抜きゆく
一羽のみとなりしインコもめざめつつママレード煮る香の部屋に満つ
ミシン踏めばミシンの音にまぎれゆき憎まるるほどのこともなし得ぬ
雪渓のいづこも寒しなきがらを残さざる死を遂げむと言ひき
音もなく木々に降る雪かの冬より還らぬ人の花かも知れず
ナビゲーション リンクのスキップ
花溢れゐき
光の縄
モールもて作れる駱駝棚に置きとりとめもなくさすらひゆけり
培ふはただ病ひのみと人の言ふ運命論はみづからも持つ
茅の穂の風に騒ぎてどの道を抜けても寒き夕ぐれの坂
灯を消してしばらくののち白みくるガラス窓あり夜々のならひに
ひとすぢの光の縄のわれを巻きまたゆるやかに戻りてゆけり
のがれ得ぬ雪崩なりしや再びの忌の夜にひびく木枯らしのこゑ
ルーレットとまれる谷によみがへる何あらむ目を閉ぢて待ちつつ
いつまでもとろ火に何を煮てゐけむをりをりさびし母の憶い出
細き管のぼる液体の加速度を意識にたどるごとく眠りぬ
金柑のやさしき重み手にのせて一粒づつの核を抜きゆく
一羽のみとなりしインコもめざめつつママレード煮る香の部屋に満つ
ミシン踏めばミシンの音にまぎれゆき憎まるるほどのこともなし得ぬ
雪渓のいづこも寒しなきがらを残さざる死を遂げむと言ひき
音もなく木々に降る雪かの冬より還らぬ人の花かも知れず